石神井川の桜並木

石神井川の桜並木

東京都板橋区を流れる石神井川(しゃくじいがわ)沿い、東武東上線あたりから埼京線・JR石神井橋までの区間に1000本を超える桜(ソメイヨシノを中心にヤマザクラ、オオシマザクラ)が植栽され、板橋区を代表する桜の名所になっています。

板橋区を流れる石神井川沿いの歩道でお花見

石神井川の桜並木 いたばし【板橋区観光協会】
石神井川の桜並木

東武東上線中板橋駅〜都営三田線新板橋駅(またはJR埼京線の板橋駅)を歩くのがポピュラーですが、JR王子駅までのロングコースも可能です。
目黒川ほど報道されないので、比較的にのんびりと桜を愛でることができます。

石神井川軸地区、加賀1・2丁目地区では景観形成重点地区のガイドラインが設定され、屋上や建物頂部への広告物の表示はできるだけ控える、やむを得ず設置する場合は、落ち着いた色彩の箱文字とするなど、桜並木の景観に邪魔にならないような景観形成が行なわれています。
桜自体も老木が多いため、木の間隔を空けて日照不足を解消するなどの板橋区が手入れを行なっています。

もともと石神井川の桜は昭和9年、上板橋村の人々が東宮(現在の上皇、昭和8年12月23日生誕)の生誕を記念して植樹したもので、度重なる氾濫のため、昭和30年代〜40年代に護岸工事が実施され、往時の桜は伐採されてしまいました。
その後、往時の並木の下流側に新たに植栽されたのが現在「板橋十景」(平成15年2月選定)にも数えられる石神井川の桜です(往時の桜のトンネルとは場所が異なります)。

開花期間中には中板橋商店街周辺で『なかいた さくら祭り』が開催され、久保田橋〜新西原橋の桜並木のライトアップも実施。
世界に先駆けて実用的な高輝度青色発光ダイオードを開発し、ノーベル物理学賞を受賞した中村修二が共同設立したベンチャー企業SORAA(ソラー)の日本支社が板橋区にあることから(板橋区は「光学」をテーマとして産業都市を目指しています)、ライトアップにはSORAA社製のLEDランプを使用しています。

板橋区の桜では、「南蔵院のしだれ桜」(板橋区蓮沼町)も板橋十景に選定。

石神井川の桜並木
名称 石神井川の桜並木/しゃくじいがわのさくらなみき
所在地 東京都板橋区中板橋・常盤台・双葉町など
関連HP 板橋区公式ホームページ
電車・バスで 都営地下鉄新板橋駅から徒歩10分、東武中板橋駅から徒歩5分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 板橋区くらしと観光課 TEL:03-3579-2251/FAX:03-3579-7616
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
南蔵院のしだれ桜

南蔵院のしだれ桜

東京都板橋区蓮沼町にある真言宗智山派の寺が、南蔵院。境内の不動堂(志村不動尊)、庚申地蔵尊、地蔵堂を背景に咲く枝垂れ桜が、南蔵院のしだれ桜で、板橋十景にも選定。石神井川の桜(板橋十景)とともに板橋区を代表するお花見スポットになっています。鷹

 

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