平山城址公園

東京都八王子市にある12haの都立公園が、平山城址公園（ひらやまじょうしこうえん）。京王線・平山城址公園駅から南へ、住宅地を通る坂道を上ると徒歩20分で平山城址公園で、源氏方の侍大将・平山季重（ひらやますえしげ）の見張所があったことが平山城という名の由来です。

源平合戦に名を残す平山季重ゆかりの地が公園に

昭和55年6月1日に開園した平山城址公園は、南に東京薬科大学、北に京王研修センター、京王グラウンドなどが迫り、尾根沿いに東西に細長く続き、西園、東園に分かれています。

谷戸の多い西園には、野猿の尾根道、さくらの道、くぬぎの道、六国の道、ヤマツツジの小径、むじな窪沢、湧水を集めた猿渡の池などがあり、六国の道を上った先に六国台展望台もありますが、現在はクヌギやコナラの雑木林に眺望を塞がれています。
東園には展望広場、そよ風のデッキ、ひだまりのデッキ、ひとときのデッキ、終わりと始まりの広場があり、展望が広がります。

春には200本のソメイヨシノやヤマザクラが咲き、桜の名所にもなっています。

平山郷を治めた平山季重は、保元・平治の乱に名を残し、源頼朝の伊豆挙兵にも参陣、さらに源平の戦いでは有名な源義経の一の谷の急襲戦、屋島の戦い、壇ノ浦の戦いにも加わっています。
平山季重の墓は近くの宗印寺にあり東京都の旧跡に指定。

都立公園としての駐車場はありませんが、日野市側の平山季重神社入口に5台ほど駐車可能の駐車スペースがあり、利用できます（広い駐車場は京王グラウンド専用駐車場で、京王グラウンドの利用者向けです）。