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東海・北陸の古墳 ベスト5

東海・北陸の古墳 ベスト5

ヤマト王権(畿内)に近い立地だった東海地区。そして独自の文化が花開いたと推測できる北陸。ヤマト王権と関わりの深い大首長が築いた前方後円墳がどこにあるのかを知ることは、古代、その地域の中心がどこだったかを知ることにも繋がります。律令時代に国府ができる以前の中心地を知ることができるのです。

1位 御墓山古墳(みはかやまこふん)

墳丘長:188m(文化庁は190mとしています)
場所:三重県伊賀市
築造の時代:5世紀(古墳時代中期)
史跡指定:国の史跡

御墓山古墳

三重県伊賀市にある5世紀頃(古墳時代中期)築造と推測される前方後円墳が御墓山古墳(みはかやまこふん)。墳丘長188mは、三重県一はもちろん、東海・北陸地方では最大の規模を誇っています。仁徳天皇陵(大山古墳)、応神天皇陵(誉田山古墳)と同時期

2位 断夫山古墳(だんぷさんこふん)

墳丘長:151m
場所:愛知県名古屋市
築造の時代:6世紀初頭
史跡指定:国の史跡

断夫山古墳

名古屋市の熱田神宮公園内にある断夫山古墳(だんぷさんこふん)は、墳丘長151m、前方部の幅116mで愛知県最大の前方後円墳。6世紀初頭の築造で、尾張連草香(おわりのむらじくさか)の墓と推測されています。この墳墓を日本武尊の妃・宮簀媛命(みや

3位 昼飯大塚古墳(ひるいおおつかこふん)

墳丘長:150m
場所:岐阜県大垣市
築造の時代:4世紀末
史跡指定:国の史跡

昼飯大塚古墳

岐阜県大垣市にある昼飯大塚古墳(ひるいおおつかこふん)は、4世紀末(古墳時代中期)に築かれた墳丘長150m(周壕を含めると推定約180m)という東海地方第3位、岐阜県下最大の前方後円墳。後円部・前方部ともに3段築成で、斜面には葺石を、平坦面

4位 六呂瀬山一号墳(六呂瀬山古墳群)

墳丘長:147m(文化庁は140mとしています)
場所:福井県坂井市
築造の時代:4世紀後葉
史跡指定:国の史跡(六呂瀬山古墳群)

六呂瀬山一号墳(六呂瀬山古墳群)

福井県坂井市丸岡町にある六呂瀬山古墳群には4基の古墳がありますが、そのうち最大の前方後円墳が六呂瀬山一号墳。墳丘長147mは、東海・北陸では御墓山古墳(三重県伊賀市)、断夫山古墳(名古屋市)、昼飯大塚古墳(岐阜県大垣市)に次ぐ第4位の巨大な

5位 馬塚古墳

墳丘長:142m
場所:三重県名張市
築造の時代:5世紀後半
史跡指定:国の史跡(美旗古墳群)

馬塚古墳

三重県名張市の東部、名張川支流・小波田川上流右岸に広がる標高200mの台地上に点在する美旗古墳群(みはたこふんぐん)のなかで、最大の前方後円墳が馬塚古墳。墳丘長142mは、三重県では御墓山古墳(上野市)に次ぐ規模。東海地方でも4位という巨大

東海・北陸の古墳 ベスト5
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日本の古墳 ベスト10

古代のヤマト王権の大王や、地方の豪族が築いた古墳。とくに前方後円墳は、墳丘長486mという大仙陵古墳(仁徳天皇陵)を筆頭に巨大古墳の上位に君臨しています。なんと巨大古墳は27位までが西日本に築かれていますが、ベスト10に限っていえば、ヤマト

東日本の古墳 ベスト10

日本最大の古墳は大仙古墳(仁徳天皇陵)で墳丘長486m。東日本で最大の古墳は群馬県太田市の天神山古墳で210m。全国レベルだと26位と、巨大古墳は西日本に多いことがわかります。それでも東日本のベスト10を見てみると、ヤマト王権と東日本の首長

九州の古墳 ベスト5

ヤマト王権のあった畿内から遠く離れた九州。朝鮮半島と独自の交流ルートを有した九州の大首長は、巨大古墳を見る限りは日向灘、大隅半島など畿内との連絡が容易な太平洋沿岸に集中することが判明。注目はその歴史的変遷で、日向灘(現・宮崎市)→大隅半島→

白鳥塚古墳

愛知県名古屋市守山区にある志段味古墳群(しだみこふんぐん)を形成する前方後円墳が白鳥塚古墳(しらとりづかこふん)。墳丘長は、115mで、断夫山古墳(だんぷさんこふん/151m・名古屋市)、青塚古墳(123m・犬山市、青塚古墳史跡公園)に次ぎ

愛知三大古墳とは!?

愛知県は、ヤマト王権との密接な関係、そして古代に尾張国を支配し、全国の国造家の中でも屈指の勢力を誇った尾張国造(おわりのくにのみやつこ)が治めた地。断夫山古墳(名古屋市熱田区)、青塚古墳(犬山市)、そして白鳥塚古墳(名古屋市守山区)が愛知三

静岡県三大古墳とは!?

静岡県には巨大古墳のイメージがありませんが、実は静岡市街の真ん中に、県下最大の谷津山古墳があり、墳丘長は110m。現存する2位、3位の古墳である磐田市の銚子塚古墳、松林山古墳からは卑弥呼(ひみこ)の鏡と呼ばれる三角縁神獣鏡(さんかくえんしん

三重県三大古墳とは!?

三重県は畿内に近いということもあり、墳丘長188mという東海・北陸地方最大の御墓山古墳(みはかやまこふん)があり、さらに同じ伊賀地方の馬塚古墳 、石山古墳の3ヶ所が三重県三大古墳。ヤマト王権との密接な関係がうかがい知れる巨大な前方

岐阜県三大古墳とは!?

岐阜県最大の古墳は、大垣市の昼飯大塚古墳で、墳丘長150m、畿内の大王墓に準ずる大首長墓です。さらに各務原市の坊の塚古墳(120m)、岐阜市の琴塚古墳(115m)と続き、4世紀〜5世紀に100mを超える巨大な前方後円墳が美濃に築かれていたこ

 

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