大釜の滝

剣山スーパー林道から徳島県道253号(山川海南線)、さらに国道193号に入った那賀町の釜ヶ谷峡谷にある落差20mの巨瀑が大釜の滝で「日本の滝百選」のひとつ。那賀川の支流で雲早山(1496.0m)を源流とする釜ヶ谷川に懸かり、ぽっかりと口を開けた大きな壺のような滝口から、轟音をたてて落下しています。

轟音をたてながら落差20mを落下する

大釜の滝の滝壺は非常に大きく、淵の深さは15mにもおよぶまさに大釜で大蛇が住むという伝説があります。
峡谷の両岸には高さ100mを超える岩壁がそそり立ち、大釜の滝を探勝すればスケールの大きな景観が満喫できます。
下流には小釜の滝、上流にはひょうたん淵も。

一帯は徳島県屈指の新緑、紅葉の名所で、例年11月上旬~11月下旬が紅葉の名所。
10月中旬~11月中旬には四季美谷温泉をメイン会場に、『きさわもみじまつり』(木沢もみじまつり)も開催(問い合わせ:那賀町木沢支所TEL0884-65-2111)。

滝横を走る国道193号は、四国の一般国道の中で国道439号に次ぐ「酷道」と呼ばれる悪路。
雲早峠(神山町〜那賀町)と霧越峠(那賀町〜海陽町)という2つの未整備・未改良区間が残されています。
国道193号沿いには大釜の滝のほかに大轟の滝(おおとどろのたき)もあって、秘境ムード満点の峡谷名瀑ルート。

また源流となる雲早山(くもさやま、通称くもそうやま)は、四国の脊梁山地の一部で、海からの湿った風が上昇気流となって、全国でも有数の豪雨地帯になっています。
剣山スーパー林道沿いに雲早山登山口があり、山頂には雨乞いの神である雲早神社が祀られています。

大釜の滝
名称 大釜の滝/おおがまのたき
所在地 徳島県那賀郡那賀町沢谷
関連HP 那賀町公式ホームページ
電車・バスで JR桑野駅から徳島バス出原行きで2時間、木沢村役場下車、タクシーで30分
ドライブで 神戸淡路鳴門自動車道鳴門ICから約66km
駐車場 なし/小剣神社脇に駐車スペースはあるが滝見学には国道のトンネル内を歩行する必要がある
問い合わせ 那賀町商工地籍課 TEL:0884-62-1198
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
大轟の滝

大轟の滝

2020年7月17日

 

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