海中観光船ブルーマリン号

徳島県海陽町、室戸阿南国定公園に指定される竹ヶ島海中公園を探勝する海中観光船がブルーマリン号。船底の展望室を備え大きなガラス窓から海底のサンゴを観賞できる海中観光船です（17t）。竹ヶ島湾（環境省指定の海域公園）を45分をかけて一周。竹ヶ島のマリンジャム館内で乗船券を購入し、竹ヶ島港で乗船。

阿波竹ヶ島海域公園の海中を探勝

高知県の県境に位置する竹ヶ島の西側の静穏な海域には、イシサンゴの一種であるエダミドリイシ（Acropora tumida）の高被度群集があり、環境省の海中公園（現在の呼称は海域公園で、正式名は阿波竹ヶ島海域公園地区）に9.9haが指定されています。
竹ヶ島周辺の海域は、黒潮分枝流の影響を受け、年間を通して温暖な海水温が維持されることから、エダミドリイシの北限に近い生息地になっているのです。
ただし、エダミドリイシが激減し、代わってカワラサンゴが増えていることが判明し、平成17年に、「竹ヶ島海中公園自然再生協議会」が設立、自然再生事業が行なわれています。

比較的浅い海底に、ミドリイシ、シコロサンゴ、キクメイシなどのイシサンゴ類が群落を形成し、ソラスズメダイ、オヤビッチャ、チョウチョウウオなどの熱帯魚が泳いでいます。

ブルーマリン号での海中探勝は、「四季により、見える熱帯魚の種類が違います。なかでも、冬場の（11～1月）が一番のおすすめ」（ブルーマリン号船長）とのこと。

水床湾

高知県との県境にある徳島県海部郡海陽町、典型的なリアス式海岸の入江にサビ島、カゴリ島、与島、ウバ島、鈴ハエなど大小様々な小島が点在する景勝地が水床湾（みとこわん）。「南海の宝石」と称される亜熱帯ムードの漂う入江は、竹ヶ島海中公園に指定され、

竹ヶ島海中公園（阿波竹ヶ島海域公園）

徳島県海陽町宍喰の水床湾（みとこわん）沖合100mに位置する竹ヶ島の西側に広がる環境省指定の海中公園（正式には海域公園）が竹ヶ島海中公園（正式名：阿波竹ヶ島海域公園）。サンゴと熱帯魚に彩られた海中は、室戸阿南海岸国定公園のなかでももっとも南