有隣荘

有隣荘

岡山県倉敷市にある実業家・大原孫三郎(おおはらまごさぶろう)が家族で暮らすために建てた大原家の別邸が、有隣荘。大原家はもともと大地主で、明治時代には紡績業でも成功を収め、倉敷の人材育成や町並み整備に貢献しています。病弱な妻のため「家族のために落ち着いた住まいを」と昭和3年に建てたのが有隣荘です。

春秋に特別公開される以外は非公開

明治13年生誕の大原孫三郎は、クラボウ(倉敷紡績株式会社)第2代社長で、有隣荘完成の2年後、昭和5年に大原美術館を開館しています。
大原家はもともと大地主ですが、孫三郎の父・孝四郎は、明治20年に倉敷紡績を立ち上げた実業家でもあり、明治以降は紡績業で発展する倉敷を支え、そして民藝運動も支援しています。

有隣荘は、昭和22年12月、昭和天皇の倉敷行幸では、宿所としても使われています(大原總一郎が皇族や要人の迎賓館としても愛されてきた「倉敷国際ホテル」をオープンさせるのは昭和38年)。

地元で「緑御殿」と通称されるのは、大阪の泉州谷川の窯で、緑色に光って見える特別な製法で焼かれた瓦を葺いていることから。

内部は非公開ですが年数回、大原美術館主催の特別展会場として公開されています。
倉敷美観地区を代表する建物なので外観だけでも見学を。

隣接する「語らい座 大原本邸」として公開される旧大原家住宅は、寛政8年(1796年)に建てられたもの。
倉敷窓や倉敷格子のある倉敷の典型的な町家です。
2200平方メートルという広大な敷地に、入母屋本瓦葺きの母屋を中心に表座敷や土蔵などがあり、10棟が国の重要文化財。

有隣荘
名称 有隣荘/ゆうりんそう
所在地 岡山県倉敷市中央1-3-18
関連HP 倉敷市公式観光サイト
電車・バスで JR倉敷駅から徒歩15分
ドライブで 山陽自動車道倉敷ICから約5km。または、瀬戸中央自動車道早島ICから約4km
駐車場 芸文館地下市営駐車場(177台/有料)を利用
問い合わせ 大原美術館 TEL:086-422-0005
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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