2019年8月24日(土)〜8月25日(日)、大分県中津市で『鶴市花傘鉾祭り』が行なわれます。山国川下流、三口(みくち)の堰を完成させるために人柱になったというお鶴と市太郎(小市郎とも)という母子の霊を慰める五穀豊穣を願う行事。土曜には色鮮やかに飾られた花傘鉾19台と御神輿1基が市街一円を囃子にのって行列します。
人柱となったお鶴、市太郎の霊を慰める
土曜9:00に花傘鉾19台と御神輿1基は八幡鶴市神社を出発し、21:30に仮宮(山国川 三口河川敷)到着。
日曜19:00〜は八幡鶴市神社で神事が行なわれ、19:30〜花火大会、さらに花火大会終了後の20:30頃〜大井手堰で御輿の川渡り、八幡鶴市神社への巡行となります。
お鶴の人柱伝説
保延元年(1135年)、高瀬川に大規模な井堰(現・大井手堰の前身)が築造されましたが、その際にお鶴と市太郎親子が人柱となり、その後、母子の霊を中津平野全体の守護神として八幡神に配祀したと伝えています。
8月15日にお鶴と市太郎母子は白無垢に身を包み、山国川に入水。
毎年8月の最終土・日曜の『鶴市花傘鉾神事』(大分県の無形民俗文化財)は母子の霊を弔うものいなのです。
近世の創作だとする説もあり、実際の史実なのかは定かでありません(北上川の人柱になったのがお鶴であるという伝承が宮城県登米市にも残されています)。
鶴市花傘鉾祭り|中津市 | |
開催日時 | 2019年8月24日(土)〜8月25日(日) |
所在地 | 大分県中津市相原 |
場所 | 八幡鶴市神社 |
関連HP | 中津市公式ホームページ |
電車・バスで | JR中津駅から日田行、または、柿坂行バスで20分、鶴市神社前下車すぐ |
ドライブで | 東九州自動車上毛スマートICから約4km |
問い合わせ | 中津市観光推進課 TEL:0979-22-1111/鶴市花傘鉾保存振興会 TEL:090-2504-4388(当日) |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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