水木しげる記念館

『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な漫画家・水木しげるは、境港市の出身。大人気の「水木しげるロード」を歩いた先に建つのが「水木しげる記念館」。水木しげるは、『ゲゲゲの鬼太郎』で知られますが、戦争漫画を描いたり、冒険家としての側面も。水木流の超絶梱包術も紹介されるなど、多彩な内容でファミリーで楽しめる記念館になっています。

水木ワールドの集大成となる記念館

『ゲゲゲの鬼太郎』、『河童の三平』、『悪魔くん』などの漫画や妖怪研究家としても知られる水木しげるは、境港市(旧境町)入船町出身の出身。水木ワールドの集大成として「水木しげるロード」に建つのが記念館。
幼少時、まかない婦として家に出入りしていた景山ふささん(のんのんばあ)が語り聞かせた妖怪の話に強い影響を受けています(自伝的エッセイ『のんのんばあとオレ』)。
境港市では神仏に仕える人を「のんのんさん」と呼び、景山ふささんは拝み屋の妻だったため「のんのんばあ」と呼ばれていました。

水木しげるの漫画にはそうした境港の風土や文化が育んだともいえるのです。

かつての港町の繁栄を今に伝える料亭を改装した館内では、妖怪オブジェやジオラマ、映像で水木ワールドを堪能できます。

戦記マンガ『総員玉砕せよ!』(NHKドラマ『鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜』)など戦地で片腕を失った経験をもとに描いた戦争漫画など水木しげるの多彩な世界にも注目を。

記念館入口に人気キャラクターが勢揃いして出迎える「ゲゲゲの玄関」、妖怪漫画だけでなく、戦争漫画や幻想漫画、一代記など多彩な水木作品の世界を紹介する「水木しげる 漫画ワールド」、名誉館長水木しげるの笑顔の写真と直筆壁画、代表作の原画(複製)を展示した「水木ギャラリー」、水木しげるの人生と作品の歩みを紹介する「ねぼけ人生の間」、創作の原点となった妖怪たちを展示する「のんのんばあとオレ」、妖怪たちが棲んでいる洞窟「妖怪洞窟」、日本家屋を模型で再現した「妖怪ひろば」、水木しげるの波乱万丈の人生を回顧する漫画回想録『人生絵巻』を展示する「人生絵巻の回廊」、水木しげる(本名・武良茂)の妻・武良布枝さん(著書『ゲゲゲの女房』)の料理エピソードや言葉、水木家のほのぼのとした逸話などを紹介する「ゲゲゲの食卓」など、その充実した内容に時が経つを忘れてしまいます。

入館にあたっては、時間に余裕を持つことをおすすめします。

取材協力/鳥取県観光交流局まんが王国官房、水木しげる記念館

水木しげる記念館
名称 水木しげる記念館/みずきしげるきねんかん
所在地 鳥取県境港市本町5
関連HP 水木しげる記念館公式ホームページ
電車・バスで JR境港駅から徒歩10分
ドライブで 山陰自動車道日野川東ICから20.8km
駐車場 市営駅前駐車場(105台/有料)・日ノ出駐車場(87台/有料)・大正町駐車場(58台/有料)
問い合わせ 水木しげる記念館 TEL:0859-42-2171/FAX:0859-42-2172
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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