生地鼻灯台

生地鼻灯台

富山県黒部市生地(いくじ)の黒部漁港の北にゆるやかに突き出した生地鼻に建つ灯台が生地鼻灯台(いくじはなとうだい)。塔高30.4mは、北陸地方では舳倉島(へくらじま)灯台に続いて高さでは2位。大正15年設置の槍ヶ崎灯柱が前身で、現在の灯台は昭和26年の築。実はこの灯台が日本海と富山湾の境界にもなっています。

日本海と富山湾の境界に建つ灯台

近くに幕末に築かれた異国船監視の砲台跡である生地台場があることからも、この地が海上交通の要衝であることがよくわかります。
白地に2本の黒いラインの白黒の意味は、雪景色となっても目立つようにするため(東北や北海道などの灯台に多いのが白黒灯台)。
光達距離(光の届く距離)は、16.5海里(31km)で、単閃白光が10秒に1閃光というスタイル。

設置当時は、霧の際に沖行く船に霧笛(むてき)を発して灯台の位置を知らせる霧信号所がありましたが、昭和44年に廃止されています。

名称生地鼻灯台/いくじはなとうだい
所在地富山県黒部市生地吉田9602
電車・バスであいの風とやま鉄道生地駅から徒歩30分
ドライブで北陸自動車道黒部ICから約8km
駐車場生地公園駐車場を利用
問い合わせ黒部市商工観光課 TEL:0765-54-2111
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