「本州最西端の地」は、山口県下関市、日本海(響灘)に突き出した毘沙ノ鼻(びしゃのはな)です。その玄関駅となるのがJR山陰本線・梅ケ峠駅(うめがとうえき)。大正3年4月22日に長州鉄道の駅として開設された歴史ある駅で、毘沙ノ鼻の最寄り駅といっても、徒歩で1時間30分という距離にあります。
徒歩圏内に国の重文「安養寺の厚母大仏」が
山口県や地元・下関市は毘沙ノ鼻ともども、本州最西端の駅「梅ケ峠」もPRしていますが(過去には本州最西端の駅「来駅証明書」を期間限定で配布)、まだまだ無名の存在。
「青春18きっぷ」を利用してぜひ来駅をと呼びかけています。
駅前に国道191号(北浦街道)が通っていますが、かつては豊浦町と下関市の境の峠越え部分で、梅の木が峠にたくさんあったのが名の由来とか。
国の重要文化財に指定される安養寺の厚母大仏(あつもだいぶつ)は、梅ケ峠駅から徒歩20分弱で到達できます。
像高296.1cmのいわゆる丈六の木造阿弥陀如来坐像で、藤原時代末期の制作、かつては長門国分寺の奥の院にあったと伝えられています。
ちなみにJR西日本の在来線最西端駅は、博多南線(新幹線の線路と車両を利用した在来線)の博多南駅です(つまりJR西日本の狭軌在来線の最西端駅ということに)。
意外に知らない!? 本州最西端の駅は、「本州最西端の地」最寄り駅 | |
名称 | 梅ケ峠駅/うめがとうえき |
所在地 | 山口県下関市豊浦町厚母郷梅ヶ峠2 |
関連HP | 山口県公式ホームページ |
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