長門一宮住吉神社

長門一宮住吉神社

山口県下関市一の宮にある古社で、大阪の住吉大社、博多の住吉神社とともに日本三大住吉に数えられるのが長門一宮住吉神社。神功皇后の三韓平定後に凱旋、当地に祠を建てたのが始まりと伝わる神功皇后ゆかりの神社。以来、軍事・海上交通の神として、また長門国一之宮として源頼朝、大内氏、毛利氏らにも尊崇されました。

古式ゆかしい行事が多く残る古社

長門一宮住吉神社
拝殿は国の重要文化財
長門一宮住吉神社
本殿は国宝

本殿は応安3年(1370年)、周防・長門・石見守護の大内弘世(おおうちひろよ)が建立したもので、室町初期建築を代表する九間社流造(きゅうけんしゃながれづくり)。
檜皮葺きの正面屋根に千鳥破風を乗せ、春日造と流造を組み合わせたもので、国宝に指定されています。

また天文8年(1539年)、毛利元就(もうりもとなり)が寄進した拝殿は、国の重要文化財。
12月の『河渡祭』(かわたりさい)と『御齋祭』(おいみさい)、旧正月の『和布刈祭』(めかりさい)、5月の『御田植祭』など古式ゆかしい行事も多数。

長門一宮住吉神社
名称長門一宮住吉神社/ながといちのみやすみよしじんじゃ
所在地山口県下関市一の宮住吉1-11-1
関連HP下関市公式ホームページ
電車・バスでJR新下関駅からサンデン交通バス下関方面行きで15分、一の宮下車、徒歩5分
ドライブで中国自動車道下関ICから約3.2km
駐車場200台/無料
問い合わせ長門一宮住吉神社 TEL:083-256-2656
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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