2024年11月23日(土・祝)13:00~16:00、山口県山口市の古熊神社(ふるくまじんじゃ)で『山口天神祭』(やまぐちてんじんまつり)を齋行。古熊神社は、古くから「山口の天神さま」と呼ばれる神社。山口祇園祭・山口七夕ちょうちんまつりと並ぶ山口の三大祭りのひとつ。参勤交代を今に伝える備立行列と御神幸行列などが行なわれます。
備立行列、御神幸行列がメインイベント
御神幸行列(ごじんこうぎょうれつ)は、天神様(菅原道真)の分霊を祀る御綱代車(おあじろぐるま)、立烏帽子に浄衣姿で馬にまたがる「大拝司」「小拝司」や「花神子」や「官女」をのせた華やかな御所車、「宝恵籠行列」と「長持ち行列」などからなる行列です。
普段、社から出ない神様が年に一度神輿や御所車で氏子の様子や町を見て回るもの。
天神様をもてなす行事ということに。
備立行列(そなえたてぎょうれつ)は、羽織袴の男子が馬にまたがる「御先乗」、獅子舞を先頭に、長さ5mの槍をもつ「大内十文字槍」や御弓などがそれぞれの所作を行ないながら練り歩きます。
江戸時代までは毛利氏が参勤交代のため萩から山口に来た際、古熊神社の御神幸行列を迎え、毛利氏が行列の警護を行なっていた故事に由来し、参勤交代の行列を模したのが備立行列です。
平成7年に「山口天神祭備立行列保存会」が結成され、50年ぶりに復活したもの。
そのため、備立行列は八坂神社から出立し、萩往還と石見街道の合流点である札の辻で、天神様の御神幸行列を奉迎、合流して山口の町を練り歩きます。
古熊神社は、南北朝時代の応安6年(1373年)、大内弘世(おおうちひろよ)が京・北野天満宮から分霊を勧請して創建された古社。
元和4年(1618年)、長州藩初代藩主・毛利秀就(もうりひでなり)が現在の地に社殿を遷した頃から『山口天神祭』は行なわれています。
山口天神祭|山口市|2024 | |
開催日時 | 2024年11月23日(土・祝)13:00~16:00/毎年11月23日 |
所在地 | 山口県山口市古熊1-10-3 |
場所 | 古熊神社、古熊神社~中心商店街~山口駅通り~古熊神社 |
関連HP | 古熊神社公式ホームページ |
電車・バスで | JR山口駅から徒歩20分、タクシーで5分 |
ドライブで | 中国自動車道山口ICから約8km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 古熊神社 TEL:083-922-0881 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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