甲州街道台ヶ原宿

甲州街道台ヶ原宿

山梨県北杜市白州町、江戸時代、甲州街道の宿場町として栄えた台ヶ原宿。旧道(旧国道)は、昭和61年、「日本の道100選」にも選定された道筋で、往時の面影を残した静かなたたずまいが残されています。旧街道沿いには、かつての本陣「北原家住宅」で、寛延3年(1750年)、創業の山梨銘醸があります。

甲州街道、日本橋から40番目の宿場

甲州街道台ヶ原宿

甲州街道は徳川幕府が整備した五街道(東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道)のひとつ。
日本橋から内藤新宿(現・東京都新宿区)を抜け、下諏訪宿(長野県下諏訪町)で軽井沢を回る中山道と合流するまで、44次の宿場が置かれ、甲府から下諏訪までの7宿が裏街道とも呼ばれていました。
信濃高遠藩、高島藩、飯田藩の参勤交代に利用されましたが、その他の藩は、中山道を利用したため、中山道などに比べて、人や物の往来は少なかったようです。
それでも台ヶ原宿は、本陣、脇本陣と14軒の旅籠が軒を連ねて繁栄。
明治37年、中央線が離れた場所に開通し(大正7年に長坂駅開業)、国道20号(甲州街道)のバイパス化で、甲州街道台ヶ原宿は地域の生活道路となり、奇跡的に往時の雰囲気が残されたのです。

地酒「七賢」の製造元・山梨銘醸は、創業者の北原伊兵衛が「白州の水」と出会い、酒造りを始めたという老舗。
明治天皇の宿泊所(菅原行在所)となった造り酒屋の建物は、本陣の様式を今に伝える木造建築で、山梨県の有形文化財に指定されています。
「臺眠」は、山梨銘醸直営レストラン・カフェです。
明治35年創業の「金精軒」は、季節の生菓子、信玄餅、大吟醸粕てらで有名。

例年10月中旬(第3週)の金・土・日曜には300店以上の露店が街道に並ぶ『台ヶ原市』が開催されています。

甲斐駒ヶ岳を源とする尾白川(おじらがわ)と釜無川に挟まれた扇状地末端の台地上の地形が、台ヶ原の名の由来で、台ヶ原宿から中央本線長坂駅と上る坂道が花水坂(はなみずさか/日野坂)です。
釜無川には七里岩と呼ばれる断崖が続くため、近隣で甲州街道から脇にそれる道は穴山から下る「尻こすり」と呼ばれる坂道を除けば、この花水坂だけだったのです。
現在は山梨県道617号(台ヶ原富岡線)が通っています。
御坂峠(みさかとうげ/富士河口湖町)から望む富士山、南部町の西行峠(さいぎょうとうげ/西行公園)からの富士山と並んで、花水坂(日野坂)から望む富士は「甲斐富士見三景」に数えられています。

山梨県内で日本の道100選に選定されているのは、甲州街道台ヶ原宿と富士スバルライン・河口湖大橋の2ヶ所です。

甲州街道台ヶ原宿
名称 甲州街道台ヶ原宿/こうしゅうかいどうだいがはらじゅく
所在地 山梨県北杜市白州町台ヶ原
関連HP 北杜市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR日野春駅、長坂駅からタクシーで5分
ドライブで 中央自動車道小淵沢ICから約8km、須玉ICから約10km
駐車場 市営台ケ原宿駐車場、道の駅はくしゅう駐車場を利用
問い合わせ 北杜市観光課 TEL:0551-42-1351
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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