甲府市歴史公園・甲府城山手御門

甲府城は中央本線の開通で分断されていますが、甲府駅北口部分が歴史公園として発掘保存され、山手御門が復元されています。山手御門とは、土橋を渡って最初にくぐる山手門(やまのてもん)と虎口先の山手渡櫓門(やまのてわたりやぐらもん)の総称で、甲府城にあった3つの出入口(追手御門=南側、柳御門=西側、山手御門=北側)のひとつ。

甲府城の裏門にあたるのが復元された山手御門

甲府城には正門である南側の追手門(大手御門)、北側にあった搦手門(かれめてもん=裏門)の山手御門、西側の柳御門3つの入口がありましたが、山手御門は裏門。
高石垣と土塀に囲まれた内側の高麗門(山手門)と櫓門(山手渡櫓門)で構成された堅牢な門です。

江戸時代には山手門は城門として使われ、山手渡櫓門は武器庫になっていました。
石垣部分は発掘調査を元に自然石を積み上げる野面積み(のづらづみ)石垣を復元し、建物は1700年頃の絵図をもとに、柳沢吉保城主時代の姿に復元しています。

石垣の石は史実に基づき、昇仙峡周辺で採取した安山岩を使用という凝りよう。
壁、塀、屋根瓦も往時の工法で復元。さらに瓦は昔ながらに1枚ずつ手作りしたものです。

山手渡櫓門の内部は展示室になっており、出土した瓦や陶磁器、山手渡櫓門のミニチュア模型、江戸時代の歴史資料などを展示。
展望スペースからは晴れていれば富士山や甲府城稲荷櫓のツーショットを眺めることができます。

甲府市歴史公園・甲府城山手御門
名称甲府市歴史公園・甲府城山手御門/こうふしれきしこうえんこうふじょうやまてごもん
所在地山梨県甲府市北口2-170-7
関連HP甲府市公式ホームページ
電車・バスでJR中央本線甲府駅から徒歩1分
ドライブで中央自動車道甲府昭和ICから約5.5km
駐車場甲府市歴史公園駐車場(15台/1時間まで無料、以降有料)
問い合わせ甲府市観光課 TEL:055-237-5702
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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