天神山古墳

天神山古墳

山梨県甲府市、甲府盆地の南側、曽根丘陵の国の史跡となる銚子塚古墳、丸山塚古墳のさらに南に位置する前方後円墳が天神山古墳。墳丘長は132mと、山梨県では2番目の巨大な古墳。甲府市の史跡に指定されています。山梨県立博物館や周辺の古墳とともに見学がおすすめ。

甲斐国造に繋がる首長の墳墓?

昭和26年〜28年頃、土地を耕した農民が、土師器(はじき)の壺を発見し、古墳ということが判明。
墳丘表面では葺石で覆われていたことはわかっていますが、埴輪(はにわ)は出土していません。
周濠があったと推測されていますが、埋葬施設も明確にはなっておらず、発掘調査が待たれるところ。
銚子塚古墳(甲斐銚子塚古墳)と同様に4世紀頃(古墳時代前期)の築造と推測されています。

古墳時代前期に、東日本で最大級の前方後円墳が、甲府盆地南側に築かれたことから、ヤマト王権と密接な関係を持った有力な首長で、後の甲斐国造(かいのくにのみやつこ)に繋がるような権力者がこの地に君臨していたことがわかります。

天神山古墳
名称 天神山古墳/てんじんやまこふん
所在地 山梨県甲府市下向山町4065-3
ドライブで 中央自動車道甲府南ICから約4km
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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