江戸幕府を開いた徳川家康は、元和2年4月17日(1616年6月1日)没。
駿府(現・静岡市)に隠居した後も大御所と呼ばれ、権勢を振るいました。
没後は遺命で久能山に東照大権現として葬られました。
家康の命日には久能山東照宮の大事な例祭が
徳川家康の命日である4月17日には全国から徳川家関係者が久能山に参集し、厳かに祭典が齋行されます。
久能山東照宮では元旦の歳旦祭から大晦日の除夜祭に至るまで、年間を通じ約60回の祭礼・行事が執り行なわれています。
盛大に行なわれるのが4月17日の『御例祭』、そして春季・秋季大祭(2月17日・10月17日)です。
つまり、死して東照大権現となった家康公の命日は、まさに大祭の扱いなのです。
徳川宗家当主を司祭に迎え、特別に調えられた「三品立神饌」(さんぼんだてしんせん)の供進(山海の約50種類の食材が金属製の特殊器具に盛られる御例祭の時にのみ神前に献じられる特殊神饌)や、江戸時代に駿府代官所・町人より野菜・菓子が献納された故事に基づく「神供進献の儀」などが行なわれます。
久能山東照宮は平成22年12月に、社殿(本殿、石の間、拝殿)が国宝に指定。
また、2015年4月17日の久能山東照宮『御例祭』は、家康公没後400年ということで、『御鎮座四百年大祭』が斎行されました。
『御鎮座四百年大祭』は祭典参列者・一般参拝者を合わせ、1万人を超え大変な賑わいとなりました。
久能山東照宮『御例祭』 | |
開催日 | 4月17日 |
住所 | 静岡県静岡市駿河区根古屋390 |
場所 | 久能山東照宮 |
関連HP | 久能山東照宮公式ホームページ |
駐車場 | 日本平駐車場(100台/無料) |
問い合わせ | 久能山東照宮 TEL:054-237-2438 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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