下田太鼓祭り|下田八幡神社例大祭

下田の総鎮守社で応神天皇を祭神とする下田八幡神社の例大祭。毎年8月14日・15日に斎行されます。神輿(みこし)・供奉道具・太鼓台が神社から氏子町内へと繰り出し、笛や三味線を奏で、太鼓を打ち鳴らしながら一日中通りを練り歩きます。

大坂夏の陣に大勝した徳川軍の陣太鼓を真似て創始

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江戸時代第2代下田奉行・今村伝四郎正長が創始した祭りのスタイルで、元和元年(1615年)、大坂夏の陣に大勝した徳川軍が大坂城入城の際、徳川の威厳を示し、志気を鼓舞して堂々と入城した陣太鼓をまねたものとか。

下田八幡神社から稲生沢川、平滑川にかけての市街地が巡行エリア。
榊(さかき)、四神、矛などの飾りをつけた「御道具」といわれる小神輿を綱で繋ぎ、両側から若い衆が総出で担ぎ上げ、その勢いで弧を描かせて橋を作るのが「太鼓橋」。
14日は4回、15日は10回、町内各所にてこの太鼓橋がつくられます。これが見どころのひとつでシャッターチャンス。

太鼓揃い打ち=8月14日19:10~、河岸通りにて。揃い打ち終了後(19:40頃)打ち上げ花火。
宮入り=8月15日20:15〜下田八幡神社で。宮入直前、八幡神社前で太鼓橋が行なわれます。

ちなみに、徳川秀忠の配下の旗本として大坂夏の陣で活躍した今村伝四郎は、下田奉行となった晩年、寛永20年(1643年)、武ヶ浜に、高さ3m、長さ540mもの防波堤を築くという大工事を行なっています。武山の権現神社の境内に顕彰した碑が立っています。
また、寛永12年(1635年)を利用には了仙寺を創建。
下田にとっては恩人です。

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下田太鼓祭り|下田八幡神社例大祭
開催日 8月14日〜8月15日
所在地 静岡県下田市1-18-38
場所 下田八幡神社、旧町内
関連HP 下田八幡神社例大祭公式ホームページ
電車・バスで 伊豆急行線伊豆急下田駅から徒歩2分
ドライブで 当日は交通規制が実施されるので注意を
駐車場 なし
問い合わせ 下田市観光協会 TEL:0558-22-1531/FAX:0558-22-1533
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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