日本三大〇〇に関しては、自然発生的なものが多く、日本三大祭に関してもいわゆる「選者不明」の三大のひとつ。一般的にはその歴史、伝統、規模などを鑑みて、東京・神田神社(神田明神)の『神田祭』、京都・八坂神社の『祗園祭』、そして大阪・大阪天満宮の『天神祭』が日本三大祭といわれています。
日本三大祭
神田祭/神田神社(神田明神) 【東京都千代田区】
神田神社(神田明神)の祭礼。
江戸時代には「天下祭」と呼ばれ、『山王祭』、『三社祭』と並んで江戸三大祭のひとつ。
開催日:5月中旬
起源:不詳、徳川家康が関ヶ原合戦前などに戦勝祈願を行なったことから『神田祭』は徳川家縁起の祭として創始されたとも。江戸時代には山車行列も執り行なわれました。
祇園祭/八坂神社 【京都市】
八坂神社の祭礼。
上賀茂神社・下鴨神社の『葵祭』、平安神宮の『時代祭』とともに「京都三大祭」に数えられます。『高山祭』、『秩父夜祭』とともに「日本三大曳山祭」とも。
開催日:7月1日〜7月31日(7月17日・7月24日に山鉾巡行)
起源:貞観年間(859年〜877年)、疫神や死者の怨霊などを鎮めなだめる御霊会(ごりょうえ)が行なわれたことに始まる祭礼。神仏習合時代の平安時代に牛頭天王を祀り、御霊会を行なって無病息災を祈願。
天神祭/大阪天満宮 【大阪市】
大阪天満宮の祭礼。
祭神の菅原道真の命日にちなんだ縁日。
広島県厳島神社の『管絃祭』、島根県松江市の城山稲荷神社で10年に一度行なわれる『ホーランエンヤ』とともに「日本三大船神事」のひとつ。
生國魂神社の『生玉夏祭』、住吉大社の『住吉祭』とともに「大阪三大夏祭り」にも数えられています。
開催日:6月下旬吉日〜7月25日(7月25日が本宮で大川に船渡御)
起源:不詳、徳川家康が関ヶ原合戦前などに戦勝祈願を行なったことから『神田祭』は徳川家縁起の祭として創始されたとも。江戸時代には山車行列も執り行なわれました。
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