愛媛県伊方町、四国の最先端、豊後海峡に突き出す佐田岬半島の中央部にある旧瀬戸町地区は、「風車のまち」。南北が海で、海を隔てて細長く尾根が連なる半島には、強風が吹き付けます。その強風を利用した瀬戸ウインドヒル発電所の風車が連なるのがせと風の丘パーク。国道197号から外れた稜線上に風車群を眺めるせと風の丘パークが整備されています。
尾根沿いに巨大な風車が東に11基、西に9基並ぶ
旧瀬戸町地区は、柑橘類の栽培が主な産業となっていますが、半島に吹き付ける特有の強風が柑橘類に被害を与えてしまうこともありました。
年間平均風速は、標高40m地点で8.3m。
この強風を逆手にとって発電に使おうという試みが平成15年9月28日に竣工した瀬戸ウインドヒル発電所です。
佐田岬半島に連なる山脈の標高300m内外の山頂部1.6km間(見晴山から権現山にかけて)に風力発電用(三菱重工業製)の巨大な風車が東西に11基も並んでいます。
羽1枚の長さが29.5m、4.3tという巨大なもので、両側が海という細い半島の山頂部にそれが連なる様は圧巻!
それを眺める駐車公園(ビジター施設)がせと風の丘パークというわけなのです。
西側には大和ハウス工業のDREAM Wind 佐田岬(佐田岬風力発電所/9基)、ユーラスエナジー瀬戸が運営の瀬戸風力発電所(4基)、さらに先端部には3セクター・三崎ウィンド・パワー経営の三崎ウインド・パーク発電所(風車20基)の風車が並び、半島基部には伊方町が運営の伊方風力発電所(風車2基)、そしてエコ・パワーと伊方町が共同出資する3セク・伊方エコ・パークが運営する伊方ウィンドファーム(風車12基)もあり日本屈指の風力発電エリアになっています。
せと風の丘パーク | |
名称 | せと風の丘パーク/せとかぜのおかぱーく |
所在地 | 愛媛県西宇和郡伊方町大江 |
関連HP | 佐田岬ツーリズム協会公式ホームページ |
ドライブで | 松山自動車道大洲北只ICから約40km |
駐車場 | 23台/無料 |
問い合わせ | 伊方町瀬戸総合支所 TEL:0894-52-0111 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag