愛知県豊川市にある高野山真言宗の古刹、財賀寺(ざいかじ)。神亀元年(724年)、聖武天皇の勅願により行基が開創し、弘仁年間(810年〜824年)に空海(弘法大師)が再興したと伝えられています。寺伝では、さらに源頼朝が堂宇を整備したとあり、中世の繁栄がうかがえます。近世では徳川家康の庇護で10万石の格式に列しました。
仁王門、仁王像は国の重要文化財
現存する仁王門は、国の重要文化財。
安置される木造金剛力士立像(仁王像)は、平安時代後期(11世紀)の作と推定され、やはり国の重要文化財になっています。
文政6年(1823年)再建の本堂、安政6年(1859年)再建の文殊堂は国の登録有形文化財。
本堂内陣は特別拝観となるので、なるべくなら事前に予約を(2名以上で予約を)。
文殊堂には平安中期の三河守・大江定基(おおえのさだもと)ゆかりの文殊菩薩(秘仏)を安置するため、知恵の文殊としても有名です。
1月3日の『御田植祭』、3月最終日曜には『智恵文殊まつり』、8月13日に『万灯会』、8月15日に『施餓鬼供養会』が行なわれます。
三河国の国府は、南西に数キロしか離れておらず、国府との関係性も推測できます。
名称 | 財賀寺/ざいかじ |
所在地 | 愛知県豊川市財賀町観音山3 |
関連HP | 財賀寺公式ホームページ |
電車・バスで | 名鉄国府駅からタクシーで15分 |
ドライブで | 東名高速道路豊川ICから約10km |
駐車場 | あり |
問い合わせ | TEL:0533-87-3494 |
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