秋吉台・スヌーピー岩

山口県美祢市、日本最大級のカルスト台地で、国の特別天然記念物に指定される秋吉台。帰水近くにあるのが、スヌーピー岩。スヌーピー（Snoopy＝漫画『ピーナッツ』に登場するオスのビーグル犬）にソックリということからスヌーピー岩と名付けられ、春に踏み跡を辿れば到達できます。

3億5000万年という長い歳月をかけて誕生したスヌーピー

場所的には地獄台（409m）の東側で、石灰岩の露岩がまさにスヌーピーのような形状に。
コース的には烏帽子岳（394.5m）を目指し、そこから踏み跡をたどってスヌーピー岩に到達するのがおすすめです。

はるか南方の遠く温かい海で、サンゴ礁として誕生した秋吉台。
3億5000万年という長い歳月をかけて誕生したのがスヌーピー岩ということに。

注意したいには烏帽子岳方面への歩行は、山焼き直後の春（6月頃まで）のみ許される道ということ。
烏帽子岳には三等三角点がありますが、夏には草刈りもされず深いヤブに覆われています。

長者ヶ森東の駐車場を起点に、往路は地獄台経由で烏帽子岳まで徒歩50分ほど。
帰路、烏帽子岳からスヌーピー岩を目指すのがおすすめですが、道標などはなく、ルートファインディングの必要があります。
迷いやすいので注意が必要。

神戸・六甲山の芦屋ロックガーデンにもスヌーピー岩がありますが、バリエーションルート途中にあるため、一般には不向きです。
国内でスヌーピー岩と称する岩は、長野県・車山の車山乗越にもありますが、3ヶ所の中では、秋吉台がもっともスヌーピーに似ています。

秋吉台

およそ1万3000haの面積を誇る、日本最大の石灰岩台地（カルスト台地）が、山口県美祢市の秋吉台。標高200mから400mほどの起伏に富んだ草原状の台地には、白く露出するカレンフェルト（石灰岩柱）がヒツジの群れのように点在。台地の下には、雨