愛知三大古墳とは!?

愛知三大古墳とは!?

愛知県は、ヤマト王権との密接な関係、そして古代に尾張国を支配し、全国の国造家の中でも屈指の勢力を誇った尾張国造(おわりのくにのみやつこ)が治めた地。断夫山古墳(名古屋市熱田区)、青塚古墳(犬山市)、そして白鳥塚古墳(名古屋市守山区)が愛知三大古墳です。

断夫山古墳|名古屋市熱田区

墳丘長・墳丘の形状:墳丘長151m(前方後円墳)
所在地:愛知県名古屋市熱田区旗屋町1-10-45熱田神宮公園
築造時期:6世紀初頭
被葬者:尾張氏の首長・尾張連草香(おわりのむらじくさか)、日本武尊の妃・宮簀媛命(みやすひめのみこと)の墓とも

断夫山古墳

断夫山古墳

名古屋市の熱田神宮公園内にある断夫山古墳(だんぷさんこふん)は、墳丘長151m、前方部の幅116mで愛知県最大の前方後円墳。6世紀初頭の築造で、尾張連草香(おわりのむらじくさか)の墓と推測されています。この墳墓を日本武尊の妃・宮簀媛命(みや

青塚古墳|犬山市

墳丘長・墳丘の形状:(前方後円墳)
所在地:愛知県犬山市青塚22-3
築造時期:4世紀半ば
被葬者:大荒田命(おおあらたのみこと=大縣神社の祭神)

青塚古墳史跡公園

愛知県犬山市青塚にある青塚古墳を中心とした一帯は、青塚古墳史跡公園として整備されています。犬山市南部に位置する青塚古墳は、墳長は123m、後円部は直径78m、高さ12mの前方後円墳で、愛知県では断夫山古墳(だんぷやまこふん/名古屋市熱田区/

白鳥塚古墳|名古屋市守山区

墳丘長・墳丘の形状:墳丘長115m(前方後円墳)
所在地:愛知県名古屋市守山区上志段味東谷2107
築造時期:4世紀前半
被葬者:初代尾張国造(おわりのくにのみやつこ)・乎止与命(おとよのみこと)

白鳥塚古墳

白鳥塚古墳

愛知県名古屋市守山区にある志段味古墳群(しだみこふんぐん)を形成する前方後円墳が白鳥塚古墳(しらとりづかこふん)。墳丘長は、115mで、断夫山古墳(だんぷさんこふん/151m・名古屋市)、青塚古墳(123m・犬山市、青塚古墳史跡公園)に次ぎ

愛知三大古墳とは!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日本の古墳ベスト10

日本の古墳 ベスト10

古代のヤマト王権の大王や、地方の豪族が築いた古墳。とくに前方後円墳は、墳丘長486mという大仙陵古墳(仁徳天皇陵)を筆頭に巨大古墳の上位に君臨しています。なんと巨大古墳は27位までが西日本に築かれていますが、ベスト10に限っていえば、ヤマト

東海・北陸の古墳 ベスト5

東海・北陸の古墳 ベスト5

ヤマト王権(畿内)に近い立地だった東海地区。そして独自の文化が花開いたと推測できる北陸。ヤマト王権と関わりの深い大首長が築いた前方後円墳がどこにあるのかを知ることは、古代、その地域の中心がどこだったかを知ることにも繋がります。律令時代に国府

静岡県三大古墳とは!?

静岡県三大古墳とは!?

静岡県には巨大古墳のイメージがありませんが、実は静岡市街の真ん中に、県下最大の谷津山古墳があり、墳丘長は110m。現存する2位、3位の古墳である磐田市の銚子塚古墳、松林山古墳からは卑弥呼(ひみこ)の鏡と呼ばれる三角縁神獣鏡(さんかくえんしん

岐阜県三大古墳とは!?

岐阜県三大古墳とは!?

岐阜県最大の古墳は、大垣市の昼飯大塚古墳で、墳丘長150m、畿内の大王墓に準ずる大首長墓です。さらに各務原市の坊の塚古墳(120m)、岐阜市の琴塚古墳(115m)と続き、4世紀〜5世紀に100mを超える巨大な前方後円墳が美濃に築かれていたこ

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ