会津田島祇園祭|南会津町

会津田島祇園祭

毎年7月22日〜7月24日、福島県南会津町田島で『会津田島祇園祭』が行なわれます。田出宇賀神社と熊野神社の祭礼で、「日本三大祇園」(諸説あります)にも数えられています。7月22日が宵祭、23日が本祭、24日が太々御神楽祭で、祭礼中の重儀(最高の儀式)は本祭の古式ゆかしい「七行器行列」(ななほかいぎょうれつ)です。

「七行器行列」は、日本一の花嫁行列とも!

文治年間(1185年〜1189年)、領主・長沼宗政の祇園信仰から牛頭天王(神仏習合時代の神)を居城鎮護、厄除として祀ったのが始まり。
田島の鎮護・田出宇賀神社が『祗園祭』を取り入れました。
伊達政宗の治世に一時中断しましたが、江戸時代に入った慶長8年(1603年)、再興。
京の祇園社(現在の八坂神社、当時は神仏習合)から『天王祭(牛頭天王の祭礼)』(現在の『祇園祭』)の形式を導入しました。
明治12年に熊野神社の例大祭が合わせて行なわれるようになり、「お党屋」と呼ばれる祭事を担当する組によって運営されることから「田島祇園祭のおとうや行事」(たじまぎおんまつりのおとうやぎょうじ)として国の重要無形文化財に指定されています。

大屋台は7月22日と7月23日の両日の16:00頃から運行。
「芸場」と呼ばれる各屋台のしきたりによって定められた氏子の家の前に屋台を停め、その家の家人に子供歌舞伎を1幕披露します。

ハイライトは7月23日の七行器(ななほかい/食物を入れて持ち運ぶのに用いる器を7つ用意)行列。
お党屋が神の来臨を請うために、神酒・赤飯・鯖を神前に奉献する神聖な行列で、男子は裃着白緒草履、婦人既婚者は丸髷、未婚者は島田髷を結います。
そのため、「日本一の花嫁行列」ともいわれています。

会津田島祇園祭 おもな行事日程

7月22日=宵祭/例大祭(神事)、屋台運行(大屋台が運行され、子供歌舞伎が上演されます)
7月23日=本祭/榊迎え、神輿洗い、七度の使い、七行器行列、お仕度触れ、神輿発輿、保露花、盛砂、神輿奉遷、神輿前神事、神橋、御鉢米神事、町内諸掛御使いの事、御旅所・力杖休御、屋台運行、祇園太鼓
7月24日=太々御神楽祭/帰座ノ神事、諸道具引譲り、御幣奉鎮ノ神事、太々御神楽奉奏

会津田島祇園祭|南会津町
開催日時 毎年7月22日〜7月24日
所在地 福島県南会津郡南会津町田島宮本甲6
場所 田出宇賀神社
関連HP 南会津町観光物産協会公式ホームページ
電車・バスで 会津鉄道会津田島駅から徒歩5分
ドライブで 磐越自動車道会津若松ICから約48km。東北自動車西那須野ICから約53km
駐車場 500台/無料
問い合わせ 南会津町商工観光課 TEL:0241-62-6200
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日本三大祇園祭

日本三大祇園祭とは!?

京、感神院祇園社(現在の八坂神社)の祭礼『祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)』が祇園祭のルーツ。全国の祇園社、天王社で行なわれてきましたが、そのうち、京の祇園祭と、会津田島祇園祭(福島県南会津町)、尾張津島天王祭(愛知県津島市)、博多祇園山笠(

 

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