観音寺(四国八十八ヶ所霊場第16番札所)
徳島市国府町にある観音寺は、四国八十八ヶ所霊場第16番札所で15番の国分寺から徒歩25分。聖武天皇の勅願道場として、天平13年(741年)に行基が創建したという真言宗御室派の寺。弘仁7年(816年)、空海が巡錫し、本尊の…
徳島市国府町にある観音寺は、四国八十八ヶ所霊場第16番札所で15番の国分寺から徒歩25分。聖武天皇の勅願道場として、天平13年(741年)に行基が創建したという真言宗御室派の寺。弘仁7年(816年)、空海が巡錫し、本尊の…
徳島市にある井戸寺は、四国八十八ヶ所霊場第17番札所で16番の観音寺から徒歩45分。天武天皇の勅願所・瑠璃山妙照寺として白鳳2年(674年)に創建されたという古刹。往時には八町四方の広大な寺域と12坊を有する大寺でした。…
小松島市にある恩山寺は、四国八十八ヶ所霊場第18番札所で17番の井戸寺からは徒歩だと5時間の道のり。小松島市の郊外、小高い山の中腹に建つ高野山真言宗の寺です。参道には樹木が生い茂り、寺の裏山には遊歩道や展望台が整備されて…
徳島県小松島市にある立江寺(たつえじ)は、四国八十八ヶ所霊場第19番札所で18番の恩山寺から徒歩1時間10分。寺伝では天平19年(747年)、聖武天皇の勅命により、光明皇后の安産を祈願して行基が開基、一寸八分の延命地蔵尊…
徳島県勝浦町にある鶴林寺(かくりんじ)は、四国八十八ヶ所霊場第20番札所で19番の立江寺から徒歩なら5時間。遍路から「お鶴」あるいは「お鶴さん」などと呼ばれる鶴林寺への遍路道は、阿波(徳島県)の最大の難所となっています。…
紀の川流域の慈尊院(和歌山県九度山町)から高野山奥の院弘法大師御廟に至る約24kmの参詣道(高野山の表参道)が、高野山町石道(こうやさんちょういしみち)。高野山へ向かう7つの登山道のなかでも随一の参道で、弘法大師が高野山…
明治5年に女人禁制が解かれるまで、高野山は女性の立ち入りが厳しく禁じられていました。女人禁制の時代には、高野山に通じる主要な参詣道には、女人堂が建てられ、女性は女人堂に籠り、空海が葬られた弘法大師御廟を遥拝したのです。京…
世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録される高野山町石道沿いにあり、弘仁10年(819年)5月3日、空海が高野山に丹生明神と狩場明神(高野明神)を勧請した際に、神域の入り口として建立した2基の鳥居が並ぶことから二ツ…
和歌山県九度山町にある弘仁7年(816年)に空海によって慈尊院とともに丹生高野明神社として創建したと伝わる古社が、丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)。本殿はユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録資…
平安時代から鎌倉時代にかけて、高野参詣の表参道だった和歌山県かつらぎ町、天野の里にある『延喜式神名帳』記載の古社が丹生都比売神社(にふつひめじんじゃ)。高野山の鎮守社で、本殿、楼門、境内は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣…
和歌山県九度山町にある慈尊院は、空海(弘法大師)が、弘仁7年(816年)に創建した寺で、「女人高野」の名で知られる古刹。空海は高野山に女人の入山を厳しく禁じ、母の入山も許しませんでした。そこで、空海の母は高野山の麓にある…
和歌山県田辺市、紀伊田辺駅南東、仮庵山(かりおやま)の麓にある古社が闘鶏神社(鬪雞神社)。祭神は熊野十二神で、交通の要所でもあることから中世、近世には新熊野合権現として繁栄。平家を支援した熊野別当家との縁が深いのですが、…
空海が開いた真言密教の聖地で、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産にもなっている高野山(和歌山県高野町)。高野山の山上で壇上伽藍(だんじょうがらん)と並ぶ聖域となっているのが、弘法大師御廟や戦国大名や近世大名…
高野山には今も現役で時を告げる鐘が2ヶ所あります。壇上伽藍・金堂の右脇、根本大塔の南に位置する高野四郎(こうやしろう=大塔の鐘)、そしてもうひとつが壇上伽藍から少し離れた金剛峯寺前駐車場に近い六時の鐘です。高い石垣の上に…
開山の像を安置した建物が御影堂(みえいどう)。空海が開いた真言密教の聖地、高野山の壇上伽藍に建つ御影堂は、もともと空海(弘法大師)の持仏堂として十大弟子のひとり、僧都(そうづ)が建立。後に真如親王直筆の弘法大師御影像を奉…
高野山の中心伽藍で、空海創建時の伽藍配置の名残を留める壇上伽藍(だんじょうがらん)。蛇腹道から壇上伽藍に入ると、東塔が出迎えてくれますが、その奥に三昧堂、大会堂(だいえどう)が続き、さらに愛染堂、根本中堂が建っています。…
世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産になっている高野山。空海が最初に堂宇を建立し、堂が帯同曼荼羅のように配された壇上伽藍(だんじょうがらん)。根本大塔、西塔、東塔がそびえていますが、平安時代の大治2年(112…
第6代目座主・済高(さいこう)が延長7年(929年)に高野山・壇上伽藍に創建した堂が三昧堂(さんまいどう)で、もともと総持院(そうじいん)境内にあり、後に壇上伽藍に移されたもの。済高座主はこの堂で理趣経を中心とした密教立…