曹源寺(かっぱ寺)
東京都台東区松が谷、かっぱ橋本通り(かっぱ橋道具街)沿いに建つのが曹源寺。浅草かっぱ伝説発祥の寺で、かっぱ寺とも呼ばれています。天正16年(1588年)、江戸・和田倉門近くに創建、天正19年(1591年)の江戸城拡張で湯…
東京都台東区松が谷、かっぱ橋本通り(かっぱ橋道具街)沿いに建つのが曹源寺。浅草かっぱ伝説発祥の寺で、かっぱ寺とも呼ばれています。天正16年(1588年)、江戸・和田倉門近くに創建、天正19年(1591年)の江戸城拡張で湯…
寺社の入り口に建ち、2階建てで上部に屋根がある門が楼門(ろうもん)。日本三大楼門に数えられるのは、鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)、筥崎宮(福岡県福岡市)、そして阿蘇神社(熊本県阿蘇市)の各楼門。共通するのは、いずれの神社も、歴…
肥後国一之宮として崇敬され、全国523社ある阿蘇神社の総本社が、熊本県阿蘇市の阿蘇神社。古代から阿蘇氏が大宮司を務め、今も宮司は阿蘇氏という歴史を誇っています。明治初年の神仏分離以前は神仏習合で(神宮寺は天台宗の青龍寺)…
福岡県福岡市東区にある筑前国一之宮が筥崎宮(はこざきぐう)。宇佐神宮(大分県宇佐市)、石清水八幡宮(京都府八幡市)と並び、日本三大八幡宮にも数えられる古社ですが、楼門は文禄3年(1594年)、名島城主・小早川隆景の建立で…
神奈川県川崎市、JR・京浜急行線川崎駅東口すぐの川崎モアーズ(MORE’S)地下2階にあるのが、『ギネスブック』(Guinness World Records)登録という折り紙つきの「世界一短いエスカレーター…
香取神宮、息栖神社(いきすじんじゃ)とともに東国三社に数えられるのが鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)。香取神宮同様に境内には要石と呼ばれる霊石があり、この石が地震を鎮める石として信仰されています。古来「御座石」(みまいし)や「山…
常陸国一之宮の鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)。社殿の入口に建つ楼門は、左右に接続する回廊と同じ寛永11年(1634年)、初代水戸藩主・徳川頼房(とくがわよりふさ=徳川家康の11男)の造営。大工棟梁は越前(現・福井県)の坂上吉正…
日本三大急流とは、松尾芭蕉が『奥の細道』途中、「五月雨(さみだれ)を集めて早し最上川(もがみがわ)」と詠んだ最上川、南アルプス北部から駿河湾へと流れ出す富士川、そして人吉盆地を流れる球磨川(くまがわ)。いずれも急流を克服…
静岡県三島市に隣接する清水町(しみずちょう)にある湧水群で環境省の「名水百選」に選定されるのが柿田川湧水群。1日に100万t以上という、東洋一の湧出量を誇る水源地周辺は柿田川公園として緑地公園化され、2ヶ所の展望台からこ…
埼玉県横瀬町にある曹洞宗の寺、大慈寺。秩父三十四所観音霊場・札所10番で本尊は、平安時代の天台僧・恵心僧都(えしんそうず=源信)作という伝承の聖観世音菩薩で、子供を抱いた子安観音(金銅仏)、地蔵菩薩、十一面観音も安置され…
日本三大清流に数えられるのは、富士山の伏流水が溶岩流の末端から湧き出す柿田川(かきたがわ/静岡県)、長大な河川ながらダムのない清流の長良川(ながらがわ/岐阜県)、そして沈下橋で知られる四万十川(しまんとがわ/高知県)。詠…
埼玉県横瀬町にある建久2年(1191年)、明智禅師の開創と伝えられる古刹が明智寺。秩父三十四所観音霊場・札所9番で、観音堂は札所5番の語歌堂と同時代に同形式で建立されています。その観音堂は、明治16年に落雷で焼失し、平成…
大陸から伝来した楽舞をルーツに、平安時代に大成した器楽を使った舞が舞楽。歴史ある社寺には、その舞楽を奉納するための舞台が用意されていますが、日本最初の官寺・四天王寺(大阪市)の石舞台、全国にある住吉神社の総本社・住吉大社…
戦国時代末から江戸時代初め、豊臣秀吉、淀君、豊臣秀頼など豊臣家との結びつきが強かったのが大阪市住吉区にある摂津国一之宮の住吉大社。豊臣秀頼が寄進したという石舞台は国の重要文化財に指定され、四天王寺の石舞台、厳島神社の板舞…
大阪市天王寺区の四天王寺(してんのうじ)は、推古天皇元年(593年)に建築が開始されたという日本最古の官寺。中心伽藍は大阪空襲で焼失し、現在の建物は昭和38年再建のコンクリート造りですが、「亀の池」の中央に配され、国の重…
史跡とは、「貝塚、古墳、都城跡、城跡、旧宅、その他の遺跡で、我が国にとって歴史上または学術上価値の高いもの」のうち重要なもの(文化財保護法)。そのなかから選ばれた3ヶ所が日本三大史跡で、多賀城跡(宮城県多賀城市)、平城宮…
秩父札所めぐり途中、第5番・語歌堂から第10番・大慈寺までは、埼玉県横瀬町にあります。秩父三十四所観音霊場・札所7番が法長寺(ほうちょうじ)。山号は青苔山(せきたいざん)で、当初、根古屋3区の牛伏にあったので牛伏堂と呼ば…
戦国時代末期から江戸時代初頭に築かれた城は、まだまだ防御が重視されていました。湖を堀代わりに、さらに物資輸送などに湖上交通を活用したのが「湖城」です。諏訪湖の高島城(長野県諏訪市)、琵琶湖の膳所城(ぜぜじょう/滋賀県大津…