恐山賽の河原
恐山(おそれざん)は、下北半島の北部中央にある霊場。カルデラ湖である宇曽利湖(うそりこ/正式名は宇曽利山湖)を囲む地蔵岳などの外輪山は「蓮華八葉」と呼ばれています。コバルトブルーで透明度も高い宇曽利山湖の湖畔には、現在も…
恐山(おそれざん)は、下北半島の北部中央にある霊場。カルデラ湖である宇曽利湖(うそりこ/正式名は宇曽利山湖)を囲む地蔵岳などの外輪山は「蓮華八葉」と呼ばれています。コバルトブルーで透明度も高い宇曽利山湖の湖畔には、現在も…
周囲44kmの美しい二重カルデラ湖の十和田湖。そのシンボル的な存在が湖畔の休屋にある乙女の像。高村光太郎作のブロンズ製の裸婦像で、昭和28年に国立公園指定15周年を記念して御前ヶ浜に立てられたもの。
十和田湖観光の中心地、休屋の駐車場から「開運の小径」をたどると東北屈指のパワースポット、十和田神社。十和田神社は、大同2年(807年)、坂上田村麻呂が創建したと伝わる古社。現在では日本武尊が祀られていますが明治維新以前の…
十和田湖を源流とし、東北屈指の渓谷美を誇る奥入瀬渓流の本流(奥入瀬川)にかかる唯一で最大の滝が銚子大滝。十和田湖に遡上する魚を拒み続けることから魚止めの滝とも呼ばれてきました。落差は7mですが、幅が20mもあり実にダイナ…
八甲田山の北側に広がる田代平湿原(たしろたいしつげん)。八甲田山という名前は、甲(かぶと)のような八つの峰の間に「田」と呼ばれる湿原が、点在することに由来しますが、その最大規模の田(湿原)が田代平湿原。200万年前の火山…
ブナの原生林に囲まれた蔦温泉(つたおんせん)は、明治の文豪、大町桂月(おおまちけいげつ)がこよなく愛した一軒宿の温泉。板張りの湯船の底から源泉が湧出するという木造の浴室が名物。浴室は2ヶ所ありますがいずれも湯屋は青森ヒバ…
八甲田連峰のひとつ赤倉岳(1548m)の爆発によって誕生した蔦の七沼。蔦沼、鏡沼、月沼、瓢箪沼(ひょうたんぬま)、菅沼、長沼という蔦温泉旅館近い6つの沼を結んで「沼めぐりの小路」(2.8km、所要約1時間)が整備されてい…
青森市と奥入瀬、十和田湖を結ぶ八甲田・十和田ゴールドライン(国道103号)の最高点である傘松峠近くにある湿原に囲まれた小さな沼。夏になると沼面を白いスイレン(エゾヒツジグサ)の花が飾るのでその名があります。傘松峠から睡蓮…
八甲田山の北麓、青森市街と八甲田山を結ぶ国道103号(十和田ゴールドライン)の途中にある標高540mの高原が萱野高原(かやのこうげん)。天然の芝生が広がり、正面には八甲田山の山々を、背後には青森市街や陸奥湾を眺望するビュ…
江戸時代から湯治場(名湯「鹿の湯」)として栄えた酸ヶ湯(すかゆ)温泉は、八甲田山麓に湧く一軒宿のいで湯。東北屈指の名湯として知られ、名物は総ヒバ造りの「ヒバ千人風呂」。80坪もの広さがあり、源泉そのままの熱の湯、打たせ湯…
酸ヶ湯温泉近く、地獄沼と国道を隔てた反対側にある東屋風の温泉施設(酸ヶ湯温泉から徒歩7分)が、ふかし湯。「まんじゅうふかし」とも呼ばれていますが、「まんじゅう」とは、津軽弁で女性の象徴を表す言葉。つまり、女性が下半身を温…
酸ヶ湯近くにある沼で爆裂火口の跡(第四紀八甲田火山の名残り)で別の名を「底なし沼」。現在でも周辺から硫気ガスが立ちのぼり硫黄臭が漂い、沼のなかからは70度〜90度の熱湯が噴出。まさに地獄の茹で釜状態。危険なので沼に立ち入…
映画『八甲田山』(新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨(ほうこう)』が原作)で知られる青森歩兵第五聯隊が遭難した雪中行軍の訓練。日露戦争前の明治35年、青森側から入山した青森歩兵第五聯隊は猛吹雪にあい、一行210名のうち、死…
作家・深田久弥が『日本百名山』の中で「神の工(たくみ)を尽くした名園」と絶賛した大湿原地帯が八甲田山の中腹に広がる毛無岱(けなしたい)。上毛無岱、下毛無岱の2段になって広がり、夏にはワタスゲ、キンコウカなどが咲き誇る別天…
美しい渓谷美を誇る、八甲田山中の城ヶ倉渓谷にかかる国道394号バイパスの橋が城ヶ倉大橋。長さ360m、谷底からの高さ122m、橋脚間の長さ225mと上路式アーチ橋としては日本屈指のスケールを誇っています。橋上からは城ヶ倉…
中心部を流れる馬淵川(まべちかわ)と新井田川(にいだかわ)沿いに古代から近世にかけての遺跡が残る八戸市。世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産となる是川石器時代遺跡のガイダンス施設で、世界遺産関連資産の長七…
青森県八戸市是川中居にある縄文時代の遺跡群が是川石器時代遺跡(これかわせっきじだいいせき)。縄文時代晩期中心の中居遺跡、前期・中期の一王寺遺跡、中期の堀田遺跡の総称が是川石器時代遺跡(是川遺跡)で、国の史跡、世界文化遺産…
八戸市東部にある海岸でここから北の下北半島にかけては砂浜、南の三陸海岸は断崖絶壁のリアス式で、ちょうど中間的な光景が展開するのが種差海岸。しかも海岸段丘の上は天然の芝生が広がり、司馬遼太郎は「どこかの天体から人がきて地球…