益田岩船
奈良県橿原市の南端の岩船山(130m)の頂上近くにある古代の巨大石造物のひとつが益田岩船(ますだのいわふね)。東西11m、南北8m、高さ4.7mの花崗岩の巨岩で、重量は推定800トンとも。哲学者・梅原猛は、著書『飛鳥とは…
奈良県橿原市の南端の岩船山(130m)の頂上近くにある古代の巨大石造物のひとつが益田岩船(ますだのいわふね)。東西11m、南北8m、高さ4.7mの花崗岩の巨岩で、重量は推定800トンとも。哲学者・梅原猛は、著書『飛鳥とは…
生駒聖天として商売繁盛の御利益で知られる奈良県生駒市の古刹、宝山寺(ほうざんじ)。古来から神聖視された生駒山の山麓にあり、参詣のため近鉄生駒駅と生駒山上を結ぶ近鉄生駒ケーブルの中間駅・宝山寺駅も設置。東京都台東区浅草の待…
2024年3月23日(土)〜4月14日(日)、奈良県吉野町で吉野山『桜まつり・桜ライトアップ』が行なわれます。吉野山の蔵王権現(現・金峯山寺)に参詣する庶民が1000年以上に渡って黙々と植え続けた吉野山の山桜。シロヤマザ…
吉野山は、山麓から山上にかけて下千本(しもせんぼん)、中千本、上千本(かみせんぼん)、奥千本と分かれていますが、最奥にあり、もっとも開花が遅いのが奥千本。金峯神社周辺が奥千本で、時間の制限のあるツアー客などが訪れないため…
吉野山は、大峯連山の南北に約8km続く尾根で、シロヤマザクラを主体に200種3万本もの桜が麓から順に開花し、山を染め上げます。山麓から山頂へ、下千本、中千本、上千本、奧千本と続き、標高差があるため、およそ1ヶ月間、花見が…
吉野山の桜は、山麓から山上に向かって下千本(しもせんぼん)、中千本、上千本(かみせんぼん)、奥千本と続きますが、山上で眺めが良いのが上千本。雲井の桜、上千本、布引の桜、天人桜、夢見桜そして絶景の花矢倉展望台などがあります…
吉野山の玄関口にある広大な駐車場、下千本駐車場周辺の桜が下千本。吉野山では最初に開花するエリアで、吉野の春はこの下千本から始まります。近鉄吉野駅から七曲坂を歩いて上がると20分ほどで吉野山・下千本に到達します。嵐山の桜、…
2025年1月4日(土)〜2月24日(月・振替休)の 土・日曜、祝日10:00〜、奈良市の奈良公園・飛火野(春日大社参道南側)で『鹿寄せ』が行なわれます。明治25年9月25日、鹿園竣工奉告祭にラッパを使って鹿寄せを実施し…
1月第4土曜、奈良市で『若草山焼き』が行なわれます。奈良のシンボル、若草山で行なわれる早春の代表的行事。若草山焼き行事の起源には諸説ありますが、三社寺(春日大社・興福寺・東大寺)の説によれば、若草山頂にある日本で最も高い…
奈良県桜井市の多武峯(とうのみね)にある藤原鎌足(ふじわらのかまたり)を祀る神社が談山神社(たんざんじんじゃ)で、大宝元年(701年)創建という古社(創建当時は聖霊院という寺)。大和路随一の紅葉の名所としても知られますが…
奈良市中町にある霊山寺真言宗大本山が霊山寺(りょうせんじ)。奈良時代に行基が開山したと伝わる古刹です。弘安6年(1283年)築の本堂は鎌倉時代和様仏堂の代表作として国宝。鐘楼、三重塔、霊山寺の鎮守社だった十六所神社は国の…
奈良市尼ヶ辻町にある古墳時代初期(4世紀後半頃〜5世紀初頭)に造られた前方後円墳が垂仁陵古墳(宝来山古墳)。第10代崇神(すじん)天皇の皇子で、宮内庁から神武天皇から数えて11代目の垂仁(すいにん)天皇の御陵とされていま…
平成18年に国の重要伝統的建造物群保存地区「宇陀市松山伝統的建造物群保存地区」に選定された奈良県宇陀市の松山地区。中世に宇陀松山城の城下町として築かれ、豊臣家配下の大名によって整備された家並みです。江戸時代には天領になり…
宇陀松山伝統的建造物群保存地区の一角にある小さな門。現存する唯一の宇陀松山城(続日本100名城)の遺構で、慶長5年(1600年)の関ヶ原の合戦の功績で、福島高晴(ふくしまたかはる=福島正則の弟)が宇陀松山城に入城した際に…
宇陀松山城(「続日本100名城」選定)は、奈良県宇陀市にあった中世の山城。城下町は、宇陀松山伝統的建造物群保存地区となっています。その松山城下町の出入口にあたる西口関門(黒門)から続く大手筋正面に位置するのが春日門。町人…
奈良県大和郡山市に城跡がある大和郡山城(やまとこおりやまじょう)は天正8年(1580年)大和を統一した信長に臣従した筒井順慶(つついじゅんけい)の築城に始まる大和では最大規模の城郭。江戸時代には郡山藩の藩庁にもなった城で…
奈良県明日香村の飛鳥稲渕宮殿跡近くにある棚田が稲渕の棚田で、農林水産省の「日本の棚田百選」にも選定されています。明日香村らしく、この棚田も中世(平安~室町時代)に開墾されという歴史あるもの。300枚あまりの田畑は、奥飛鳥…
奈良県桜井市にある三輪山(467.1m)は、『古事記』や『日本書紀』に、御諸山(みもろやま)、 美和山(みわやま)、三諸岳(みもろのおか)と記され、大物主神(おおものぬしのかみ)の鎮座する山として大神神社(おおみわじんじ…