円成寺
奈良県奈良市忍辱山町(にんにくせんちょう)、奈良と柳生を結ぶ柳生街道随一の名刹が忍辱山円成寺(にんにくせんえんじょうじ)。天平勝宝8年(756年)、聖武天皇と孝謙天皇の勅願で、渡来僧・鑑真(がんじん)の弟子・虚瀧(ころう…
奈良県奈良市忍辱山町(にんにくせんちょう)、奈良と柳生を結ぶ柳生街道随一の名刹が忍辱山円成寺(にんにくせんえんじょうじ)。天平勝宝8年(756年)、聖武天皇と孝謙天皇の勅願で、渡来僧・鑑真(がんじん)の弟子・虚瀧(ころう…
和歌山県有田郡湯浅町の湯浅地区は、古代から港町、そして熊野参詣の宿所として栄えた歴史ある町。とくに中世に伝わった金山寺味噌製造に由来する醤油醸造は、近世に紀州藩の保護を受け代表的な産業へと発展。そんな醤油・味噌醸造業で栄…
奈良県五條市の五條市新町通りは、紀州街道に面した往時の家並みが残され、五條市五條新町伝統的建造物群保存地区に指定されています。吉野川下流沿いに開けた大和盆地の西南にあたる五條は、古くから大坂(大阪)と紀伊を結ぶ交通の要衝…
奈良県橿原市(かしはらし)にある今井町は、室町時代末期の天文年間の頃(1532年~1555年)、今井兵部卿豊寿(いまいひょうぶきょうとよひさ)が一向宗道場を設け、それを拠点にして一向宗徒が集まり、寺内町が形成されたのが始…
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある、補陀落渡海(ふだらくとかい)で知られる天台宗の古刹、補陀洛山寺(ふだらくさんじ)。補陀洛山は観音菩薩が住むという伝説の山(観音浄土)で、熊野信仰では那智の浜が補陀洛山に通じる場所と信じら…
和歌山県日高郡美浜町、日高川の河口から日ノ岬(日ノ御埼)に向かって約6kmにわたる白砂の海岸が煙樹海岸(煙樹ヶ浜)で、煙樹海岸県立自然公園に指定されています。全長4.6km、幅500mの近畿地方最大規模という雄大な松林は…
和歌山県和歌山市にある池泉回遊式の大名庭園が養翠園(ようすいえん)。第10代紀州藩主・徳川治宝(とくがわはるとみ)の隠居所・西浜御殿(現・和歌山工業高校付近)からの清遊の場、接待の場として文政元年(1818年)から8年の…
和歌山県西牟婁郡白浜町の番所鼻・番所山公園近くに建つ水族館が京都大学白浜水族館。日本では数少ない、大学附属の水族館で、正式名称は京都大学フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所水族館で、大正11年に京都大学の研究用の…
和歌山県西牟婁郡白浜町、崎の湯近く、ホテルシーモアの沖合100mにある高さ18m海中展望塔で、水深6mに海中展望室が設けられています。らせん階段で下りた展望室には海中観察用の丸窓が12ヵ所設置され、イシダイやカサゴ、メバ…
和歌山県北部、有田郡有田川町と、海草郡紀美野町の境、長峰山脈の主峰、生石ヶ峰(おいしがみね/標高870.0m)一帯に広がる高原が生石高原(おいしこうげん)。秋には一面のススキ原として名高く、押上岩、笠石など、弘法大師伝説…
和歌山県田辺市、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産となる熊野古道・中辺路(なかへち)、熊野九十九王子(くまのくじゅうくおうじ)のひとつで、近露王子(ちかつゆおうじ)と継桜王子(つぎざくらおうじ)の間に位置す…
和歌山県田辺市、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産となる熊野古道・中辺路(なかへち)。その途中、滝尻王子~継桜王子間、高原熊野神社から大門王子へと上る途中にある農業用のため池が高原池(たかはらいけ)。江戸時…
和歌山県田辺市中辺路町の福定地区、宝泉寺境内には幹回り5.3m、樹高22m、推定樹齢400年の大銀杏があります。根元から4mほどのところで幹が数本に分かれ、千本銀杏とも呼ばれています。紅葉の見頃は、例年11月中旬~下旬頃…
和歌山県田辺市、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産のひとつ熊野古道・中辺路(なかへち)途中、その名の通り本宮大社を目にして伏し拝んだ地が伏拝王子(ふしおがみおうじ)。熊野の山並みを一望にし、明治22年の大水…
熊野本宮大社から山間の道を抜けた谷間に位置する湯の峰温泉(和歌山県田辺市本宮町)。日本最古の温泉のひとつともいわれ、開湯は4世紀と伝わります。共同湯は2ヶ所ありますが、このうち「つぼ湯」は、河原に設けられた簡素な湯小屋に…
和歌山県田辺市、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産のひとつ熊野古道・中辺路(なかへち)途中、伏拝王子(ふしおがみおうじ)と熊野本宮大社の間に位置するのが祓戸王子(はらいどおうじ)。九十九王子(くじゅうくおう…
和歌山県東牟婁郡串本町、串本市街と砂洲で結ばれた陸繋島の先端で、太平洋に臨む本州最南端の岬が潮岬(しおのみさき)。本州最南端はクレ崎と呼ばれる地です。平坦な海食台地の岬で、40m以上の海食崖が連なり、突端には白亜の潮岬灯…
和歌山県田辺市と奈良県吉野郡十津川村県との県境に位置する標高1372mの山が護摩壇山(ごまだんざん)。古来から修験道の場で護摩を焚いたことが名の由来です。源平の合戦最中に陣中から逃れ、高野山で出家したという平維盛が、山頂…