東大寺・南大門
東大寺南大門の創建は奈良時代ですが、当初のものは平安時代に大風で倒壊。現存する南大門は、鎌倉時代、東大寺を復興した重源上人(ちょうげんしょうにん)により再建されたもので、1199(正治元)年から4年の歳月をかけ建てられた…
東大寺南大門の創建は奈良時代ですが、当初のものは平安時代に大風で倒壊。現存する南大門は、鎌倉時代、東大寺を復興した重源上人(ちょうげんしょうにん)により再建されたもので、1199(正治元)年から4年の歳月をかけ建てられた…
春日大社の正門である南門をくぐると正面に幣殿・舞殿(へいでん・ぶでん)が一棟になった神拝所(国の重要文化財)があります。神拝所の奥に朱塗りで荘重な造りの門が目に入りますが、これが中門。御本殿の直前にある楼門で10mの高さ…
徳島県阿南市にある四国八十八ヶ所霊場第22番札所が平等寺。寺伝によると792(延暦11)年、空海(弘法大師)がこの地で修行中、母親の厄除け祈願をしていたところ空中に五色の雲がたなびき、薬師如来を感得。100日の修行ののち…
標高600.1mの太竜寺山の山頂に建つ八十八ヶ所霊場第21番札所の太龍寺は、「一に焼山(焼山寺)、二にお鶴(鶴林寺)、三に太龍(太龍寺)」といわれる阿波の三難所の一つに数えられてきた。そのアプローチを大幅に改善したのが山…
春日大社は、主な社殿を取り囲むように鮮やかな朱塗りの回廊があります。二之鳥居をくぐり、表参道を歩いて春日大社の拝殿に向かうと、南回廊に設けられた南門があります。春日大社本殿の正面に位置するのが重層の南門で国の重要文化財。…
徳島県阿南市にある八十八ヶ所霊場第21番札所が太龍寺(たいりゅうじ)。20番の鶴林寺からは徒歩3時間。「一に焼山(焼山寺)、二にお鶴(鶴林寺)、三に太龍(太龍寺)」といわれる阿波の三難所の一つで、標高600.1mの太竜寺…
渋谷区を流れる宇田川(うだがわ)の上流、明治神宮・代々木公園の西縁、小田急線沿いを流れていたのが河骨川(こうほねがわ)で、戦前はのどかな農村風景が広がっており、国文学者・高野辰之は、春に花咲く河骨川を散策し、有名な『春の…
駿府城に家康を見舞った藤堂高虎(とうどうたかとら)の上野の屋敷地に建立された徳川家康、吉宗、慶喜を祀る神社で、正式名称は東照宮。明治以前は東叡山寛永寺の一部だったが、明治の神仏分離で神社として独立しています。出世、勝運、…
江戸時代、因幡(いなば)・伯耆(ほうき)32万石を治めた大名が、鳥取藩池田家(因州池田家)。徳川家とも姻戚関係にあり、江戸の地でも権勢を振るっていました。上野恩賜公園、東京国立博物館構内に移築現存するのが旧因州池田屋敷表…
加賀藩13代藩主・前田斉泰(まえだなりやす)が、1827(文政10)年、11代将軍・徳川家斉(とくがわいえなり)の娘・溶姫(やすひめ・ようひめ)を正室に迎えた際に建立された御守殿門。現在は、本郷通りに面した東京大学の本郷…
徳島中央公園内の徳島城博物館に隣接する藩政時代の大名庭園が、旧徳島城表御殿庭園。関ヶ原の合戦があった1600(慶長5)年頃に徳島城表御殿に面して造られた観賞式と池泉廻遊式を兼ね具えた名園で国の名勝。枯山水庭(書院の庭)と…
徳川将軍家の菩提寺として、天海僧正が創建した寛永寺。1625(寛永2)年、3代将軍・徳川家光の時代に貫主の住坊となる本坊が建てられました。本坊があったのは現在の東京国立博物館の敷地。慶応4年5月15日(1868年7月4日…
眉山(びざん)と対峙する、標高61mの城山の徳島城跡にあるのが徳島市立徳島城博物館。徳島城は阿波徳島藩25万石の藩主・蜂須賀家の居城で、表御殿庭園、太鼓櫓石垣などが残り、城門である鷲の門が復元されている。表御殿庭園を囲む…
徳島県徳島市方上町の県道210号沿いにある弁天山の標高は6.1m、国土地理院認定の自然にできた日本で一番低い山で、地元では弁天山保存会も組織されています。日本山岳会発行の山岳百科事典「新日本山岳誌」にも記載される正真正銘…
堺市の旧堺港の南側一帯は、明治から戦後間もなくまで、海浜リゾートとして繁栄した地。現在は大浜公園として整備されていますが、大浜公園プールの南側の築山(蘇鉄山)に、標高6.97mの一等三角点が設置されています。実は、この蘇…
上野公園に建つ、明治5年創業の西洋料理の草分け上野精養軒。その近くにあるのが大仏パゴダ。関東大震災で崩れ落ちるまで、この大仏山と称する地には大仏が鎮座していました。現在では薬師仏を祀るパゴダ様式の祈願塔と志納所があり、大…
戦国時代、堺は対明貿易や南蛮貿易の拠点となる貿易港として黄金時代を迎え、世界でも珍しい環濠都市を形成し、自治都市として繁栄しました。その後、大和川の付け替えで一時衰退しますが、江戸商人吉川俵右衛門などが湊を築き、新たな時…
旧堺港の南波止場にある六角形の木造洋式灯台の旧堺灯台は、明治10年に灯台の基礎と木製灯台部は石工・継国真吉と大工・大眉佐太郎の手で建造され、イギリス人技師ビグルストンが点灯機械の取り付けを行なったもの。灯台新築費2125…