【知られざるニッポン】vol.40 日本一のタンチョウ飼育県、岡山
野生のタンチョウ生息数が日本一なのはもちろん北海道ですが、飼育数となるとなぜか岡山県。実はそれには、国内のタンチョウ生息の歴史が秘められているのです。タンチョウは江戸時代までは日本各地で観察され、後楽園のある備前国にも飛…
野生のタンチョウ生息数が日本一なのはもちろん北海道ですが、飼育数となるとなぜか岡山県。実はそれには、国内のタンチョウ生息の歴史が秘められているのです。タンチョウは江戸時代までは日本各地で観察され、後楽園のある備前国にも飛…
「日本一早いお花見」ができるのは、沖縄県。例年、1月18日前後に、沖縄気象台は桜の開花宣言を発表しています。ただし、この桜は、本州の標本木になっているソメイヨシノではなく、琉球寒緋桜(リュウキュウカンヒザクラ)。しかも、…
毎年2月第3日曜に行なわれる秋吉台の山焼き。日本三大カルストにも数えられる日本を代表するカルスト台地の秋吉台(山口県美祢市)は、秋吉台国定公園としてその自然が厳しく保護されています。そんな秋吉台で地元の住民1000人を動…
あじさい電車でも有名な箱根登山鉄道。箱根の山を上る登山電車ですが、実はこの鉄道、粘着式鉄道(車輪とレールの間の静摩擦に頼って走行する鉄道=いわゆる普通の鉄道です)と呼ばれるのですが、粘着式鉄道として、日本で最大の勾配を登…
全国各地にある「川下り」ですが、その背景には江戸時代から明治時代の物資運搬に使われた舟運の歴史が隠されていることがほとんどです。舟運や筏流し(いかだながし)の歴史が観光客を乗せたライン下りに変身したのが、栃木県日光市の鬼…
新潟県には重要文化財が80件以上ありますが、実は国宝に指定されるのは1件。その1件が実は風変わりな形をした縄文土器だということは、あまり知られていません。実は、この火焔型土器、そのほとんどが新潟県内の縄文遺跡から出土し、…
長野県下諏訪町の諏訪湖畔に建つ下諏訪町立諏訪湖博物館・島木赤彦記念館の前には、「下駄スケート発祥の地」の石碑と下駄スケートを履いて滑る子どもたちの像が立っています。下諏訪町の諏訪大社下社秋宮横にある天然スケートリンク「秋…
故郷の鹿児島では「西郷どん」(せごどん)と親しみを込めて呼ばれる西郷隆盛。平成30年のNHK大河ドラマ「西郷どん」では「愛に溢れたリーダー」として描かれています。その西郷隆盛ですが、銅像は国内に3ヶ所、歴史的には上野恩賜…
日本各地で自生し、栽培されるニホンズイセン(Narcissus tazetta var. chinensis)。ニホンズイセンとはいうものの、実は中国から伝来したもの。それがなぜ、国内各地に自生し、はたまた日本三大水仙自…
徳川家康は、元和2年4月17日(1616年6月1日)に駿府城で没すると、密かに久能山に運ばれ、通夜も行なわれずに埋葬されています。遺言で、久能山に遺体を納め、増上寺で葬儀を行なったら、一周忌の後に日光山に小さな堂を建て、…
さざえ堂、実際に内部に入ると誰もが「メビウスの輪」を連想します。テープの端をひねって片方の端につなぐと、あらら不思議にも・・・というあれです。実際にドイツの数学者アウグスト・フェルディナント・メビウスが「メビウスの輪」を…
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」は、生涯に20万を超える句を詠んだ正岡子規の作品のうちで、もっとも有名なもの。『海南新聞』明治28年11月8日号に掲載された句で、「法隆寺の茶店に憩ひて」という前書きがあります。つまり、ある…
今から1万2000年前〜2000年ほど前まで1万年に渡って続いた縄文時代。温暖な時代で、現在の平均海面よりも2m〜5mも海水面の上昇があり、縄文海進といわれています。そんな縄文時代に巨大な集落が築かれたのは、北海道の南部…
北半球約220ヶ所で生息が確認されているマリモ。日本では阿寒湖のマリモが有名ですが、実は阿寒湖のマリモは世界最大級の大きさ。しかも平成24年には、世界に分散するマリモの起源が日本である可能性が大きいことが釧路市教育委員会…
伊豆の国市韮山にある韮山反射炉は、世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産のひとつ。 「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」(当初の名称は「明治日本の産業革命遺産 九州・山…
日本人は日本三〇〇とか、三大〇〇が大好き。今回は「日本三名園」を紹介しましょう。金沢市の兼六園、岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園が「日本三名園」。誰が、どんな基準で選んだのでしょう? 「The 3 Great Garden…
大正15年架橋の現在の永代橋(国の重要文化財)のモデルとなったのが、ドイツのライン川に架かり、レマーゲンとエルペルを結んでいた鉄道橋・ルーデンドルフ橋 (Ludendorffbrücke)。この橋、実は、映画ファンにはお…
東京23区の自然地形での最高峰は、愛宕山(あたごやま/25.7m)です。家康の江戸入府以前は桜田山と呼ばれていましたが、徳川家康が関ヶ原の勝利を記念して1603(慶長8)年に愛宕権現を頂に勧請したことで、愛宕山と称される…