室生寺・弥勒堂
「女人高野」として有名な奈良県宇陀市の室生寺(むろうじ)。安置される美しい仏像でも知られますが、弥勒菩薩立像(重文)を安置するのが金堂前庭に建つ弥勒堂(みろくどう)です。入母屋造り(いりもやづくり)、杮葺き(こけらぶき)…
「女人高野」として有名な奈良県宇陀市の室生寺(むろうじ)。安置される美しい仏像でも知られますが、弥勒菩薩立像(重文)を安置するのが金堂前庭に建つ弥勒堂(みろくどう)です。入母屋造り(いりもやづくり)、杮葺き(こけらぶき)…
「女人高野」として知られる室生寺(むろうじ)ですが、カメラマンなどに被写体として人気が高いのが五重塔。本堂横の高い石段を上った先に建つ五重塔は、平安時代初期の延暦19年(800年)頃の築で、国宝。法隆寺五重塔に次ぐ古塔で…
室生山の山麓から中腹が境内という「女人高野」、真言宗室生寺派大本山・室生寺(むろうじ)。寄棟造り(よせむねづくり)、杮葺き(こけらぶき)の金堂は平安時代の建築で国宝。斜面を利用した懸造(かけづくり)で、正堂部分は平安時代…
鎌倉の葛原岡・大仏ハイキングコースの寄り道ポイントにもなっている神社が鎌倉市佐助にある佐助稲荷神社。鎌倉らしい谷戸の奥に鎮座し、赤い幟旗に彩られた数十の鳥居をくぐり、階段を登りつめると社殿というシチュエーションが写真映え…
文治3年(1187年)、源頼朝が安房国の洲崎神社(すさきじんじゃ=館山市洲崎)から、海上交通安全と、祈願成就の守護神として、天比理乃咩命(あまのひりのめのみこと)を勧請して祀り、品川大明神としたのが始まりという古社、品川…
日光御成道・鳩ヶ谷宿にある真言宗智山派の古刹で、寺伝によれば聖武天皇の御代(724年〜749年)に創建というのが地蔵院。本尊の地蔵菩薩は行基作との伝承があり、さらに不動明王立像は、運慶・快慶に代表される慶派仏師の手になる…
千葉県鴨川市にある日蓮宗の大本山、清澄寺(せいちょうじ)。日蓮聖人が立教開宗した聖地中の聖地なのですが、なんと清澄寺には宿坊があり、予約で精進料理も味わえます。「仏教において、食事をし健康な体を保つことは一生懸命修行する…
康保3年(966年)、性空上人が開山した古刹で、姫路の書写山(標高371m)全体が寺域となった天台宗の別格本山が書写山圓教寺。比叡山、大山とともに天台の三大道場として栄え、「西の比叡山」とも呼ばれています。西国三十三所第…
延暦13年(794年)、平安京遷都に際し、国常立尊(くにのとこたちのみこと)、八千矛神(やちほこのかみ=大国主命おおくにぬしのみこと)、息長帯日売命(おきながたらしひめのみこと=神功皇后じんぐうこうごう)を合祀し、桓武天…
『日本書紀』の神武天皇(じんむてんのう)が畝傍山(うねびやま)の東南・橿原(かしはら)の地に宮を建てられ即位の礼を行なったという記述をもとに、畝傍山の東南麓の聖地に明治23年4月2日に創建した神社が橿原神宮。神武天皇は、…
三重県桑名市にある聖徳太子開山の伝説のある古刹が大福田寺(だいふくでんじ)。天武天皇、持統天皇、さらには聖武天皇の行幸を受け、伊勢神宮の神宮寺として大神宮寺と号していたという名刹です。祀られる桑名聖天は、東京都台東区の本…
真宗大谷派の本山で東本願寺として知られているのが真宗本廟。宗祖・親鸞聖人の門弟らが遺骨を大谷(現・京都市東山山麓)から吉水(京都市円山公園付近)の北に移し、廟堂を建てたことに始まります。現在の寺地は、慶長7年(1602年…
寺伝によれば、神亀3年(726年)、加賀・白山の開山で有名な泰澄(たいちょう=奈良時代の修験道の僧)が草庵を築いたのが始まりという古刹が、三重県鈴鹿市の石薬師寺。弘仁3年(812年)空海(弘法大師)が、巨石に薬師如来を刻…
『延喜式神名帳』に記され(式内社)、清和天皇の貞観9年(867年)、従五位上の神位を授けられた国幣社が飛騨一宮水無神社(ひだいちのみやみなしじんじゃ)。飛騨国の一之宮として知られ、飛騨国の総鎮守で、境内には、飛騨国中の産…
社伝によれば2400年前に創建されたと伝わる古社が埼玉県さいたま市の武蔵一宮氷川神社(むさしいちのみやひかわじんじゃ)。武蔵国(埼玉県、東京都)周辺に数多い氷川神社の総本社です。社名の氷川(ひかわ)は、出雲肥河(斐伊川)…
東京都文京区白山にある天台宗の寺、円乗寺。本堂のすぐ前にあるのが八百屋お七墓。寺伝では、天和2年12月28日(1683年1月25日)の天和の大火(大円寺の塔頭の大竜庵から出火)で焼け出され、菩提寺・円乗寺に避難したのです…
織田作之助の小説『夫婦善哉』(めおとぜんざい)の舞台としても有名な大阪・千日前、法善寺横丁のシンボル的存在の寺が法善寺。天龍山法善寺は、江戸初期に琴雲上人により山城国宇治に創建され、寛永14年(1637年)に専念上人によ…
高蔵寺(こうぞうじ)は、角田市にある真言宗智山派の寺で、会津など東北に仏教を伝えた高僧・徳一が平安時代初期の弘仁10年(819年)に創建したと伝えられる古刹です。現存する阿弥陀堂は、平安末期の治承元年(1177年)、奥州…