美濃国分尼寺跡

美濃国分尼寺跡

岐阜県不破郡垂井町にある、天平13年(741年)、聖武天皇の詔(みことのり)で諸国に建立された美濃国の国分尼寺(法華滅罪之寺)の跡と推測されているのが、美濃国分尼寺跡。美濃国府跡と美濃国分寺跡の間に位置し、石碑が立てられています。

美濃国分寺と同様の軒瓦が出土

美濃国分尼寺跡と推測される地からは、美濃国分寺と同様の軒瓦が出土し、平成16年から行なわれた発掘調査で建物の基壇の一部が見つかっているので、美濃国分尼寺跡に比定。
ただし石碑にも「推定地」と刻まれていますが、現存する高さ2mの土塁、そして地割から150m四方が伽藍地だったと推測されています。

美濃国分尼寺跡の石碑の北側には、浄土真宗(真宗大谷派)の寺、願證寺があるので、願證寺を目標にすれば迷うことなく訪問できます。

垂井町周辺には、美濃国府、美濃国分寺、美濃国分尼寺、不破関(ふわのせき)などの律令体制の根幹をなす重要施設が点在し、美濃国分尼寺跡の南には、古代の東山道が通っています。

美濃国分寺跡は、美濃国分尼寺跡の東北東1kmの大垣市青野町八反田にあり、美濃国分寺跡歴史公園として整備されています。

美濃国分尼寺跡
名称 美濃国分尼寺跡/みのこくぶんにじあと
所在地 岐阜県不破郡垂井町平尾
関連HP 垂井町観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR垂井駅から徒歩30分
ドライブで 東海環状自動車道大垣西ICから約6km。名神高速道路関ヶ原ICから約8km
駐車場 あり
問い合わせ 垂井町観光協会案内所事務所 TEL:0584-23-2020
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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