水道山展望台

岐阜県岐阜市、金華山ドライブウェイ途中、水道山と通称される瑞龍寺山にある展望台が、水道山展望台。金華山から延びた山稜の南西端に標高158mのピークが瑞龍寺山で、岐阜市街を眼下に、伊吹山、濃尾平野を一望にする大パノラマが広がります。

金華山屈指の展望台は、岐阜プラネタリウム遊園地の跡

駐車場とトイレが設備され、山麓（東南麓）の橿森神社から登山道（橿森公園遊歩道）を使えば徒歩30分で到達できます。
その途中には水道山という通称の由来となった水道施設（配水場）の跡（石垣）が現存しています。

瑞龍寺山の山上には、西暦100年頃、弥生時代の墳墓である瑞龍寺山頂遺跡があることから、邪馬台国がどこかにあった時代、初期の首長が濃尾平野を眺める絶景の地に葬られたことがわかります。

金華山ドライブウェイ途中には金華山ドライブウェイ展望台もありますが、尾根の末端に位置するため、前山のなさ、ワイドなパノラマでは水道山展望台が勝ります。

昭和33年〜昭和59年まではプラネタリウム（日本に5台輸入されたカール・ツァイス・イエナ社製 ZKP-1を備えていました／現在は岐阜市科学館に展示）、観覧車、飛行塔、山麓の粕森公園とを結んだ水道山ロマンスリフトを備えた岐阜プラネタリウム遊園地がありましたが、その跡地が展望台となっているのです。