群馬県吾妻郡高山村、三国街道にある本陣跡が、中山宿本宿本陣跡。中山本宿は慶長17年(1612年)に開かれた三国街道(高崎~寺泊=35宿)の宿場。中山峠を控えて旅人の休泊には欠かせない立地でした。残念ながら本陣の建物は大正12年に落雷により焼失、現存していません。
三国街道中山宿本宿にある本陣の跡
本陣兼問屋には平形惣兵衛が勤め、越後長岡藩(7万石)、村松藩(3万石/現在の五泉市)、与板藩(2万石/現在の長岡市与板町周辺)など越後の諸大名の宿泊や物資の輸送に尽力していました(新発田藩と村上藩は会津街道を利用)。
街道筋の古い町並みも失われていますが、街道に面した門構と裏庭には、昔を偲ぶ面影がわずかに残されています。
中山宿は当初、南側の本宿に本陣があり栄えましたが、遠回りになるためすぐ北の新田に宿場を造り、本宿は寂れていきました。
衰退する本宿と、繁栄の新田で訴訟問題まで起こったほど。
中山宿新田本陣跡は建物も現存しています。
現在は、中山宿から越後寄りが塚原宿(みなかみ町)、高崎寄りが横堀宿(渋川市)となっています。
中山宿本宿本陣跡 | |
名称 | 中山宿本宿本陣跡/なかやまじゅくほんじゅくほんじんあと |
所在地 | 群馬県吾妻郡高山村中山 |
関連HP | 高山村公式ホームページ |
ドライブで | 関越自動車道月夜野ICから約11km、沼田ICから約13km |
駐車場 | 2台/無料 |
問い合わせ | 高山村教育委員会 TEL:0279-63-3046 |
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