群馬大学工学部守衛所（旧桐生高等染織学校門衛所）

群馬県桐生市にある群馬大学工学部守衛所（旧桐生高等染織学校門衛所）は、明治時代後期に日本のGDPの4分の1を占めたという桐生の絹織物の繁栄を今に伝える建物。模範撚糸工場の設置に伴って大正4年に設置された桐生高等染織学校創立時の門衛所で、国の登録有形文化財に指定されています。

大正4年に建築された建物は現役の守衛所として活躍

木造平屋建て、瓦葺き切妻屋根の質素な造りですが、下見板張り、縦長の上げ下げ窓で洋風な雰囲気を醸し出しています。

建築は本館、講堂と同じ文部省技師の新山平四郎（にいやまへいしろう）。
明治44年築で国の重要文化財に指定される北海道大学農学部植物園門衛所も新山平四郎の建築なので、札幌に行く機会があればぜひ見比べていただきたい建物です。

桐生高等染織学校は、織都・桐生に繊維関係の高等教育機関をという目的で設立され、色染科、紡織科の2科を専門とする北関東初の高等教育機関で、桐生工業専門学校を経て昭和24年に群馬大学工学部となっています。
そのため、現在も群馬大学工学部の守衛所として現役で活躍しています。

群馬大学工学部守衛所（旧桐生高等染織学校門衛所）
名称	群馬大学工学部守衛所（旧桐生高等染織学校門衛所）／ぐんまだいがくこうがくぶしゅえいじょきゅうきりゅうこうとうせんしょくがっこうもんえいじょ
所在地	群馬県桐生市天神町1-5-1（群馬大学工学部内）
関連HP	群馬大学工学部同窓記念会館公式ホームページ桐生市公式ホームページ

電車･バスで	JR両毛線桐生駅からおりひめバスで10分
ドライブで	北関東自動車道太田藪塚ICから約11km。太田強戸スマートICから12km。太田桐生ICから13km
駐車場	来館者駐車場（4台／無料）
問い合わせ	群馬大学 TEL:0277-30-1111
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