須磨浦山上遊園カーレーター

須磨浦山上遊園カーレーター

兵庫県神戸市須磨区、須磨浦ロープウェイで上った須磨浦山上遊園の東部展望台と、さらに山上に位置する須磨浦遊園回転展望閣を結ぶのが、須磨浦山上遊園カーレーター。全長91mで、所要は2分20秒。ネット上で「世界一乗り心地が悪い」とも評されれいます。

「乗り心地の悪さ」が評判ですとPRする異色の乗り物

須磨浦山上遊園カーレーター
屋内施設なので、雨の日でも安心です

カーレーターは、ベルトコンベアの上に搬器(キャビン)を置いたもので、坂道(須磨浦山上遊園カーレーターは斜度25度)にベルトコンベアを設置し、その上に荷物のように人間を運ぶ搬器を載せたもので(回転部分はホイールコンベア=よく見ると乗り場には折り返し用のループ線が設けられています)、昭和41年3月18日に開業。
製造したのは、大型ベルトコンベヤのトップメーカーである日本コンベヤです。

乗降時は25m/分というゆっくりとしたスピードで動き、中間部は40m/分と速いという、「速さの変化するベルトコンベア」なので、輸送効率がいい(2人乗り18台を運転)のが特徴。
難点は、乗降場所がホイールコンベア、中間地点はベルトコンベアの組み合わせのため、乗降場所近くはガタゴトと振動があり、「『乗り心地の悪さ』が評判です」(須磨浦山上遊園HP)と自虐的なPRをするほど。
さらに、体調の優れない場合や妊婦は並行するハイキングコースの利用を呼びかけています。

須磨浦山上遊園へは、須磨浦ロープウェイ、カーレーター、須磨浦観光リフトを乗り継いで到達する仕組みで、ロープウェイ、カーレーター、展望閣、観光リフトのセット券も販売。

かつては滋賀県のびわ湖バレイにも全長2.0kmというカーレーターがありましたが、昭和50年10月に廃止され、日本で唯一のカーレーターとなっています。

須磨浦山上遊園カーレーター
名称 須磨浦山上遊園カーレーター/すまうらさんじょうゆうえんかーれーたー
所在地 兵庫県神戸市須磨区一ノ谷町5-3-2
関連HP 須磨浦山上遊園公式ホームページ
電車・バスで 山陽電気鉄道須磨浦ロープウェイ鉢伏山頂駅下車、すぐ
ドライブで 阪神高速道路神戸線若宮出口から約3.4kmで須磨浦公園駐車場
駐車場 須磨浦公園駐車場(223台/有料)
問い合わせ 須磨浦山上遊園 TEL:078-731-2520/FAX:078-731-5471
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
須磨浦ロープウェイ

須磨浦ロープウェイ

神戸市須磨区の鉢伏山にかかるロープウェイで須磨浦山上遊園への足となっているのが須磨浦ロープウェイ。山陽電気鉄道本線須磨浦公園駅と鉢伏山上駅を結び、鉢伏山上駅ではカーレーター(全長91m、勾配25度)に接続。全長464m(水平長424m)で、

須磨浦観光リフト

須磨浦観光リフト

兵庫県神戸市須磨区、須磨浦ロープウェイ、カーレーター、そして須磨浦観光リフトで到達するのが、須磨浦山上遊園。山陽電鉄が経営する遊園地なので、いずれの乗り物も山陽電鉄系ということになりますが、山上の回転展望閣へと到達するのが須磨浦観光リフトで

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