世界遺産姫路城十景とは!?

世界遺産姫路城十景

兵庫県姫路市、世界遺産・国宝姫路城の天守群を眺めるビュースポットのうち、姫路市が選定した10ヶ所が、世界遺産姫路城十景。男山配水池公園、名古山、景福寺公園、手柄山中央公園、大手前通り、三の丸広場、増位山、シロトピア記念公園、姫路市立美術館(前庭)、城見台公園からの10景です。

男山配水池公園

所在地:兵庫県姫路市山野井町
大天守からの方角:北西
標高:57m
大天守からの距離:480m
備考:階段198段を上った山上にある公園で、姫路城の連立天守群を眺める夜景の穴場
男山配水池は、経済産業省の近代化産業遺産(「清潔な水を大量に供給し都市の生活・産業の発展を支えた近代水道の歩みを物語る近代化産業遺産群」)にも認定

男山配水池公園

昭和4年4月に完成した姫路市で最も古い配水池が男山配水池公園で池を中心に公園として整備。姫路城天守閣の北西の高台にあるため、姫路城を望む一等地として知られています。「男山配水池公園」のひとつに数えられていますが、大天守と3つある小天守すべて

名古山霊苑

所在地:兵庫県姫路市名古山町14-1
大天守からの方角:西
標高:45m
大天守からの距離:1500m
備考:名古山は、永享12年(1440年)頃、那胡七十郎頼三が築いた那胡山構(中世の山城)の跡
姫路市民のお花見スポットで、東宝塔跡展望広場は、姫路城を眺める一等地

名古山霊苑

姫路城の西北約1kmにある公園墓地が名古山霊苑。鉄筋コンクリート造りの仏舎利塔が聳えています。4月には桜、5月にはツツジが咲き誇り、姫路市民の花見スポットにもなっていますが、噴水池のバルコニーからは姫路市街を一望にします。その高台、東宝塔跡

景福寺公園

所在地:兵庫県姫路市岡町
大天守からの方角:西
標高:35m
大天守からの距離:700m
備考:景福寺山の山頂には江戸中期に姫路藩主を務めた松平明矩(まつだいらあきのり)の墓所が
展望広場東端からは好古園越しに姫路城西の丸と天守群を眺望し、そこが「世界遺産姫路城十景」の場所

景福寺公園

姫路市街は太古は海だったと推測できますが、島だった部分が男山など市街地に緑濃い小山となって点在しています。そのひとつが景福寺公園。景福寺(曹洞宗)の裏山なのでその名がありますが、この景福寺公園は、姫路城大天守までわずか700少々なのに、高台

手柄山中央公園

所在地:兵庫県姫路市西延末440
大天守からの方角:南西
標高:40m
大天守からの距離:2500m
備考:昭和41年に開催された「姫路大博覧会」の跡地を整備した38haの公園
緑の相談所西側の屋上広場からは姫路城を眺望

手柄山中央公園

昭和41年に開催された「姫路大博覧会」の跡地を整備した38haの公園が手柄山中央公園。頂きに立つ太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔を中心に、西洋の城風のスリラー塔、ロックガーデン、カスケード、芝生広場、バラ園などが展開。緑の相談所西側の屋

大手前通り・JR姫路駅前

所在地:兵庫県姫路市駅前町・西駅前町・本町ほか
大天守からの方角:南
標高:12m
大天守からの距離:1300m
備考:姫路駅前と国宝姫路城の大手門前(桜門橋)を結ぶ全長832m・幅50mの大通りで「日本の道100選」にも選定
両側歩道はクスノキとイチョウ並木が続き、ブロンズ像が設置され、姫路城への導線に
路線バス・タクシーを除く車両(オートバイ・原動機付自転車含む)の通行は禁止

大手前通り

姫路駅前と国宝姫路城の大手門前(桜門橋)を結ぶ全長832m・幅50mの大通りで「日本の道100選」にも選定。正式名は姫路市道駅前幹線で、姫路市のメインストリートになっています。東側には並行してアーケード街の「みゆき通り」が走っています。「日

三の丸広場

所在地:兵庫県姫路市本町68
大天守からの方角:南
標高:15m
大天守からの距離:350m
備考:三の丸には本城と呼ばれる藩主の公務に使われる御殿(本城、上屋敷)、別邸の向屋敷御殿(下屋敷)、本多忠刻と千姫が新婚生活を送った武蔵野御殿の3つの御殿が御殿群を形成していましたが、明治時代に大阪鎮台歩兵第十連隊の用地となったときに石垣を残して取り壊されています

姫路城・三の丸広場

大手門をくぐった先が三の丸。芝生の広がる三の丸広場にはかって、向屋敷御殿、武蔵野御殿、三の丸御殿、数奇屋などがびっしりと並び、石垣上には3層の櫓が3基、2層の櫓7基が多聞櫓と結ばれていました。天下泰平の世になると播磨姫路藩初代藩主・本多忠政

増位山

所在地:兵庫県姫路市白国
大天守からの方角:北東
標高:85m(姫路城十景の最高所)
大天守からの距離:3400m
備考:大相撲の元力士・増位山の名は、姫路市街が一望の好展望を誇る姫路の名山、増位山が由来
天守群まで距離があるため、クリアに晴れた日でないと、霞んでしまうのが難点

増位山(市道白国増位線ポケットパーク)

大相撲元力士・元親方で、歌手として名を馳せる増位山太志郎(ますいやまだいしろう)は父の出身地・姫路を大相撲の登録出身地にしていました。その増位山の名は、姫路市街が一望の好展望を誇る姫路の名山、増位山が由来です。山頂からは遠く姫路城を眺望し、

シロトピア記念公園

所在地
大天守からの方角:北東
標高:17m
大天守からの距離:280m(天守群に最も近い場所)
備考:平成元年に行なわれた姫路市制百周年の記念イベント『’89姫路シロトピア博』の跡地を再生して誕生した公園がシロトピア記念公園
姫路城を取り囲む中曲輪(なかくるわ)の北部分で、間近に天守群を眺望

姫路城・シロトピア記念公園

平成元年に行なわれた姫路市制百周年の記念イベント『’89姫路シロトピア博』の跡地を再生して誕生した公園がシロトピア記念公園。姫路城を取り囲む中曲輪(なかくるわ)の北部分にあり、姫路城の連立式天守を間近に見上げることができます。「日本の歴史公

姫路市立美術館(前庭)

所在地:兵庫県姫路市本町68-25
大天守からの方角:東
標高:16m
大天守からの距離:290m
備考:姫路城の中曲輪(なかくるわ)に建つ美術館
明治38年築の赤レンガ2階建ての見事な建物は、旧陸軍第10師団の兵器庫、被服庫を再生したもので、国の登録有形文化財
姫路市立美術館・前庭が世界遺産姫路城十景の場所で、ライトアップされたレンガ建築越しの天守も見事

姫路市立美術館

姫路城の東、姫路城の中曲輪(なかくるわ)に位置するのが姫路市立美術館。明治38年築の赤レンガ2階建ての見事な建物は、旧陸軍第10師団の兵器庫、被服庫を再生したもの。前庭には彫刻を配し、野外彫刻美術館のようになっています。国の登録有形文化財(

城見台公園

所在地:兵庫県姫路市本町68
大天守からの方角:南東
標高:16m
大天守からの距離:450m
備考:姫路城跡(中曲輪・内曲輪)をすっぽりとカバーする姫路公園(「日本の歴史公園100選」)の一部で特別史跡のエリア内にある公園
ここから眺める天守群は、どっしりとした重厚さのある景観

姫路城・城見台公園

平成5年12月に世界遺産として登録されたことを記念して、姫路城ビューポイントを公募。「世界遺産姫路城十景」が定められましたが、そのなかでも記念撮影に絶好のポイントが城見台公園。姫路城へのメインルートからはずれ、観光的には見逃しやすい場所です

世界遺産姫路城十景とは!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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