朱塗りの社殿や回廊が多い厳島神社(いつくしまじんじゃ)で、ひときわ異色の建物が天神社。その名の通り、菅原道真を祭神とする天満宮で、弘治2年(1556年)、毛利元就(もおりもとなり)の子、毛利隆元(もおりたかもと)の創建。親子で陶晴賢を厳島の戦いで滅ぼした翌年に奉納しています。建物は国の重要文化財に指定されています。
室町時代に盛行した連歌会所の遺構でもある
能舞台と同様に、丹が塗られていない素木(しらき)なのは、社殿群の中では新しい時代の建物のため。
板壁でなく漆喰壁であるのも,室町時代の住宅風工法。
古くは連歌堂(れんがどう)といい、室町時代に盛行した連歌会所(れんがかいしょ)の遺構にもなっています。
神仏習合の明治時代の初めまで、毎月連歌の会が催されていました。
厳島神社・天神社 | |
名称 | 厳島神社・天神社/いつくしまじんじゃ・てんじんじゃ |
所在地 | 広島県廿日市市宮島町1-1 |
関連HP | 厳島神社公式ホームページ |
電車・バスで | JR宮島口駅からJR連絡宮島航路または松大観光船で10分、宮島桟橋下船、徒歩15分 |
ドライブで | 山陽自動車道廿日市ICから約4.7km。または、大野ICから約5kmで宮島口 |
駐車場 | 宮島口市営駐車場(166台/有料)・もみじ本舗駐車場(500台/有料) |
問い合わせ | 厳島神社 TEL:0829-44-2020/FAX:0829-44-0517 |
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