北海道えりも町、襟裳岬(えりも)から庶野(しょや)まで続く15kmの砂浜。百人浜のバス停前にある一石一字塔は、江戸時代に南部藩の御用船が難破し、この浜で息絶えた100人の乗組員の供養塔。これが百人浜の名の由来となっています。その横には悲しい恋の伝説が伝えられる悲恋沼(ひれんぬま)があります。
襟裳岬へと続く荒涼たる砂丘地帯
かつてはカシワやミズナラ、シラカバなどの原生林に覆われていたと推測されるのが百人浜。
今は荒涼たる浜となっていますが、これは和人入植の明治以降、燃料として木々が伐採され、牛・馬・綿羊の放牧地として原生林が切り開かれたから。
襟裳岬特有の強風で砂漠化し、海岸砂丘が形成されました。
昭和28年、浦河営林署えりも治山事業所が開設され、本格的な襟裳岬・百人浜周辺の緑化事業がスタート。
防風柵のなかにクロマツが植栽され、防風林が形成されています。
百人浜の海岸砂丘にはハマナス、ハマニンニク、ハマ工ンドウ、センダイハギなどの海浜植物が生育。
その背後にはミズナラ、カシワなどの海岸林が茂っています。
外来入浴のできる「えりも町高齢者センター」や、百人浜オートキャンプ場もあり、オートキャンプ場は眼前に砂丘地帯が広がる絶好のロケーションが自慢です。
駐車場は、百人浜オートキャンプ場と悲恋沼近くの道道34号(襟裳公園線)・一石一字塔脇にあり、悲恋沼への探勝路が設けられています。
百人浜 | |
名称 | 百人浜/ひゃくにんはま |
所在地 | 北海道幌泉郡えりも町庶野 |
関連HP | えりも町公式ホームページ |
電車・バスで | JR様似駅からJRバス広尾行きで1時間4分、百人浜下車 |
ドライブで | とかち帯広空港から約117km |
駐車場 | 百人浜駐車場(80台/無料) |
問い合わせ | えりも町産業振興課商工観光係 TEL:01466-2-4626/FAX:01466-2-4633 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag