田子倉ダム(田子倉湖)

田子倉ダム(田子倉湖)

福島県南会津郡只見町を流れる只見川(阿賀野川水系)を堰き止めた重力式コンクリートダムが田子倉ダム(昭和35年10月完成)。堤高145.0m、堤頂長462.0m、上流にある奥只見ダム(ともに只見川の電源開発で建設)とともに日本有数のダムで、ダム湖の田子倉湖はダム湖百選にも選定されています。

ダムサイトに展望施設「田子倉レイクビュー」が

建設にあたり、只見線会津川口駅からダム建設地点まで35.0 kmの専用鉄道を建設するなど、国土総合開発法による国策で工事が進められ(総理大臣・吉田茂が工事現場を訪問)、43名の殉職者を出す難工事の末、昭和35年10月に完成
堤体積195万立法メートルは、宮ヶ瀬ダム(愛甲郡愛川町、相模原市、愛甲郡清川村)に次いで日本第2の規模。

ダム湖の田子倉湖の総貯水量は、徳山ダム(岐阜県揖斐郡揖斐川町)、奥只見ダムに次ぎ日本第3位。

奥只見ダム(新潟県魚沼市・福島県南会津郡檜枝岐村=O)、田子倉ダム(T)、御母衣ダム(岐阜県大野郡白川村=M)と並ぶ電源開発の三大ダムとして、「OTM三大ダム」と呼ばれています。

マタギの里として豊かな村だった田子倉集落が水没。
その補償問題など、ダム建設に伴う人間ドラマは、曽野綾子『無名碑』、城山三郎『黄金峡』に描かれています。

北岸を国道252号が走り、ダムサイトには田子倉ダム展望施設「田子倉レイクビュー」(軽食、ランチ、土産販売、遊覧船乗り場)が整備され、「遊覧船ブルーレイク」も出航(6月初旬~11月初旬運航)。

名称 田子倉ダム(田子倉湖)/たごくらだむ(たごくらこ)
所在地 福島県南会津郡只見町田子倉
関連HP 只見町観光まちづくり協会公式ホームページ
電車・バスで JR只見駅からタクシーで10分
ドライブで 磐越自動車道会津坂下ICから約65km
問い合わせ 只見町観光まちづくり協会 TEL:0241−82-5250
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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