茨城県北茨城市大津町五浦、五浦海岸(いづらかいがん)をこよなく愛した岡倉天心は、明治39年、この地に日本美術院第一部五浦研究所と住居を移し、2年後に東側の断崖の上に朱塗りの六角堂を建てています。一帯は現在、茨城大学五浦美術文化研究所が管理し、公開されています。
岡倉天心ゆかりの長屋門、天心邸が現存、六角堂を復元
五浦海岸の小五浦、大五浦に挟まれた六角堂の建つ岬一帯は、松林を背景に目の前には限りなく広がる海と五浦海岸の5つの入江(小五浦、大五浦、椿磯、中磯、端磯)を見渡すことができ、思索にふける岡倉天心お気に入りの場所だったのだとか。
明治39年に、日本美術院第一部五浦研究所を東京・谷中から五浦に移し(現・天心遺跡記念公園)、横山大観、下村観山(しもむらかんざん)、菱田春草(ひしだしゅんそう)、木村武山(きむらぶざん)らを呼び寄せ、近代日本美術の研究活動を行なっています。
岡倉天心が設立した日本美術院第一部五浦研究所は現在、茨城大学五浦美術文化研究所になり、敷地内には六角堂のほか、天心記念館や、長屋門(国の登録有形文化財)、天心邸(国の登録有形文化財)、ウォーナー博士胸像、亜細亜ハ一な里石碑もあります。
五浦海岸の景観は、今も訪れる人に感銘を与え、とくに夕暮れ時の美しさは印象的。
五浦海岸の一等地には、「五浦観光ホテル別館 大観荘」があり、宿泊はもちろん、日帰りのプラン(入浴+食事)も用意されています。
茨城大学五浦美術文化研究所 | |
名称 | 茨城大学五浦美術文化研究所/いばらきだいがくいづらびじゅつぶんかけんきゅうじょ |
所在地 | 茨城県北茨城市大津町五浦727-2 |
関連HP | 茨城大学五浦美術文化研究所公式ホームページ |
電車・バスで | JR常磐線大津港駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 常磐自動車道北茨城IC、または、いわき勿来ICから約10km |
駐車場 | 10台/無料 |
問い合わせ | 茨城大学五浦美術文化研究所 TEL:0293-46-0766 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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