大慈清水

大慈清水

岩手県盛岡市鉈屋町にある大慈寺を水源とする生活用水が大慈清水(だいじしみず)。京から豪商・鉈屋長清が盛岡にやってきて、釶屋山菩提院(やおくざんぼだいいん)という寺を建てたのが町名の起りの鉈屋町。鉈屋町は、城下町の風情を色濃く残す一角ですが、そのシンボル的な存在がこの大慈清水。環境省の平成の名水百選に選定。

鉈屋町のシンボルでもある名水

「平民宰相」として知られる原敬(はらたかし)の墓所である大慈寺から湧き出す水を地下に木樋(きどい)を通して配水した共同井戸が大慈清水。
現在はポンプアップされていますが、近くの青龍水と同様に明治8年に地元の人がつくった用水組合が今も大切に維持管理しています。
当然、塩素殺菌などもないので、わざわざ名水を汲みにくる遠来の人も多いのが特徴。
「酒の仕込にも使うおいしい水です」とは、地元の人の自慢で、周辺には豆腐屋、こんにゃく屋なども営業。

一番井戸は飲用、二番井戸は米磨ぎ用、三番井戸は野菜・食器洗い場、四番井戸は足洗い場と井戸の用途が定められています(利用の際には、ルールの厳守を)。

大慈清水、青龍水、そして岩手公園近くの御田屋清水が「盛岡三名水」と呼ばれています。
清水周囲の石畳は大正時代のもの。
さらに石造りの井桁は昭和2年の改修時に造られた花崗岩製です。

井戸の屋根には、南部馬の馬産地らしく、巨大な絵馬も掲げられています。
近くの松尾町(旧新馬町)には明治45年に建てられたかつての馬検所(全国から馬産関係者を集めて馬市が行なわれた場所)の建物も現存。
この界隈じっくり歩くと意外な発見があるでしょう。

名称 大慈清水/だいじしみず
所在地 岩手県盛岡市鉈屋町4
関連HP 盛岡観光コンベンション協会公式ホームページ
電車・バスで JR盛岡駅から岩手県交通バス盛岡城下町線・あさ開行きで11分、鉈屋町前下車
ドライブで 東北自動車道盛岡IC、または、盛岡南ICから約7km
駐車場 なし
問い合わせ 盛岡観光コンベンション協会 TEL:019-604-3305
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
青龍水

青龍水

盛岡市大慈寺町にある共同井戸が青龍水(せいりゅうすい)。北上川の伏流水が流れる南の寺町(寺ノ下寺院群地区)・鉈屋町。原敬の墓所である大慈寺と祇陀寺(ぎだじ)の境内からは清水が湧き、木管で共同井戸の水源としています。祇陀寺の南、川鉄商店の裏手

大慈寺

大慈寺

岩手県盛岡市、南の寺町(寺ノ下寺院群地区)の中心的な存在の黄檗宗(おうばくしゅう)の寺、大慈寺(だいじじ)。大正10年11月4日に東京駅(現・丸の内南口)で中岡艮一(なかおかこんいち)の凶刃に倒れた平民宰相・原敬の遺体は盛岡に送られ11月1

 

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