池田熊野の長藤まつり|磐田市|2019

池田熊野の長藤まつり

2019年4月20日(土)~5月3日(金・祝)、静岡県磐田市池田の行興寺で『池田熊野の長藤まつり』を開催。平安時代末期に平宗盛(たいらのむねもり)に仕え、謡曲『熊野』(ゆや)で有名な熊野御前(ゆやごぜん)が植えたと伝わる藤で、推定樹齢800年以上。国の天然記念物にも指定されています。

5月3日には『熊野御前供養祭』も

池田熊野の長藤まつり

実は、天竜川を目の前にする磐田市の池田地区は、中世に池田の渡しで栄えた宿場町。
ゴールデンウィークには、源平の時代の恋愛・親孝行ドラマを秘めた藤の花が見事に咲きます。

毎年「熊野の長藤」の開花時期である4月下旬〜5月上旬にかけて催される『池田・熊野の長藤まつり』では、能舞台での各種イベントや、池田の渡船の再現、屋台の曳き回しなどを実施。
熊野御前の命日とされる5月3日には『熊野御前供養祭』が執り行なわれます。

富士の見頃は例年4月中旬~下旬。

熊野御前とは?

熊野御前(ゆやごぜん)は平清盛の子、平宗盛(たいらのむねもり)に寵愛された美人。
遠州国磐田郡(えんしゅうこくいわたごおり)池田荘(現在の磐田市池田)に花のように美しく優しい熊野という娘(池田荘の荘司の藤原重徳の娘)が住んでいたところ、見付の国府に遠江守として赴任していた平宗盛に見初められ、京に上ります。

京で暮らす熊野御前に、故郷池田で暮らす母の病の知らせが。
ところが熊野を寵愛する宗盛は、見舞いに里帰りすることを許しません。

春、桜見物の席で熊野は、「いかにせん、都の春も惜しけれど、なれし東(あずま)の花やちるらん」(都も離れがたいが、故郷で命を散らそうとしている母が心配です)と詠み、その心に打たれた宗盛はついに別れを決心します。

母娘は、再会しますが、母の命は短く、さらに宗盛の戦死と平家滅亡を聞いた熊野は、池田の地で尼となり静かに生涯を終えます。

この物語は、謡曲『熊野』や『平家物語』(巻10・海道下)にも登場します(『平家物語』ではヒロインは熊野の娘侍従)。
熊野が祈りを捧げた庵の跡が現在の行興寺で、母のために熊野が植えた藤が「長藤」と伝承されています。
熊野没後800年を機に「熊野伝統芸能館」もオープンしています。
(参考文献/旧豊田町発行「熊野御前」)

池田熊野の長藤まつり|磐田市|2019
開催日時 2019年4月20日(土)~5月3日(金・祝)
所在地 静岡県磐田市池田330
場所 行興寺
電車・バスで 『池田熊野の長藤まつり』期間中のみJR豊田町駅より無料シャトルバス運行(9:15〜1時間に1本間隔)
ドライブで 東名高速道路浜松IC、または、磐田ICから15分
駐車場 天竜川河川敷を利用
問い合わせ 磐田市観光案内所 TEL0538-33-1222
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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