放送20周年となる2025年に旅人が吉永小百合から竹野内豊に代わったJR東日本の大人の休日倶楽部CM。「大人はみんな、旅の途中。」がキャッチコピーですが、2026年夏のCMは、「山形・庄内」篇で、舞台となるのは、「東北エプソンアクアリウムかもすい」(鶴岡市立加茂水族館)です。
世界一のクラゲ展示種類数の「かもすい」
山形県は、山形盆地を中心とした村山のほか、最上(もがみ)、置賜(おきたま)、庄内(しょうない)の4地域に区分されます。
そのなかで、日本海側に位置するのが今回、竹野内豊が旅する庄内エリアです。
酒田、鶴岡は北前船の歴史を今に伝え、鶴岡市の背後にある出羽三山は、信仰の山。
今回の30秒CMでも最初に登場するのは、出羽三山の羽黒山・五重塔へと続く参道です。
吉永小百合時代の山形県「修験の山篇」ではここがメインとなりました。
当時のCMで吉永小百合も訪れた五重塔は国宝ですが、時を経て竹野内豊もこの参道を歩いています(背景にちらりと映るのが五重塔です)。
CMにも登場しますが、今も白装束の修験者の姿を見ることもあり、修験者体験も行なわれています。
次に登場が、メインとなる東北エプソンアクアリウムかもすい(鶴岡市立加茂水族館)。
かつて入館者の減少に悩まされたこともありましたが、その後、クラゲの展示でブレイクを果たした水族館です。
60種類以上と世界一のクラゲ展示種類数を誇り、直径5mの巨大な「クラゲドリームシアター」で有名でしたが、 2026年4月にリニューアルオープンし、クラゲの展示も100種類へと増加しています。
この「かもすい」、1930年オープンの「山形県水族館」が前身。
地域の文化施設としての役割を果たし、加茂水族館として新築移転後の1960年代後半には年間入館者数は20万人以上という盛況さを誇っていました。
それが、1990年代後半には10万人以下にまで減少、コツメカワウソやラッコなど人気のある動物を展示しますが、成果は上がりませんでした。
展示したサンゴ礁に付着していたサカサクラゲのポリプ(固着生活期)から偶然、稚クラゲが発生し、これを育てて大きくしたものを展示したところ、水槽をふわりふわりと泳ぐ様子が大好評。
庄内浜では1年を通して80種以上のクラゲが採取できることを活かして、世界一のクラゲ展示数を誇る水族館へと転身したのです。
展示用の水槽も、クラゲの種類に合った大きさや水流を工夫するなど、改良に改良を重ねて、今ある美術館のような姿になったのです。
そうして今や国内外から年間約50万人が来館する山形県を代表する観光スポットにまで発展。
CMの最後に登場するのは羽越本線の特急「いなほ」。
新潟〜酒田〜秋田を結び、日本海に沿って走る特急で、庄内への旅は山形新幹線のほかにも、上越新幹線&特急「いなほ」というプランも可能なのです。


| 大人の休日倶楽部・山形県「山形・庄内」篇で紹介の「東北エプソンアクアリウムかもすい」はここ! | |
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