高知県幡多郡大月町、足摺宇和海国立公園に指定される大堂海岸の南にある、高知県の最西端に位置する島が柏島。高知県道43号(柏島二ッ石線)の新柏島大橋で陸側と結ばれています。釣りでも有名で、『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック! 』(平成15年9月公開、監督・朝原雄三)のロケ地に選ばれています。
高知の楽園的な存在の最西端離島
『釣りバカ日誌14 お遍路大パニック! 』では、「仏の道より、魚の道」と、ハマちゃんこと浜崎伝助(西田敏行)とスーさんこと鈴木一之助(三國連太郎)が釣りのメッカ、高知に現れるというストーリー。
ハマちゃんが釣り場に選んだ柏島は、豊後水道と太平洋の境にあり、魚種も豊富。
黒潮が本土にぶつかる最初の場所が高知県の西部で、島の北部にはテーブルサンゴなどのサンゴ礁もあります。
ハマちゃんの釣りの目的だったイシダイも、70cmクラスの釣果が期待できるとあってから全国から釣人が集まってきます。
海の透明度も抜群で、釣りばかりでなく、ダイビングや水中写真にも人気です。
「船が宙に浮いて見える」ほど透明度の高い海としてSNSで話題に。
新柏島大橋を渡ったすぐのところの「柏島観光情報発信センター」が設置されているので、まずはそこで島の情報の入手と楽しみ方のルールなどのチェックを(道路幅が狭い島内の生活道路は通行禁止になっています)。
平成5年に架橋された新柏島大橋横に残る柏島大橋(昭和42年架橋)は、『釣りバカ日誌』のロケにも使われた橋。
柏島石堤
島の沿海を好漁場と漁港に変えた長さ6町20間(690m)、高さ1間4尺(3m)、幅1間(1.8m)の柏島石堤は、土佐藩執政・野中兼山が、慶安年間〜寛文年間(1648年〜1673年)の26年間にわたって建造された江戸時代の防波堤。
島の南東の端から対岸との間の潮流が激しい海峡に石堤を築き、さらに折戸の白砂を敷いて浅瀬とし、集落の東方海面が湾状の漁場・漁港となったのです。
野中兼山の遺徳を称えて野中兼山神社も建立されています。
柏島石堤は大きく改修されていますが、規模と堤の形状はは当時のもので、下部には兼山時代の石組みが残存。
柏島 | |
名称 | 柏島/かしわじま |
所在地 | 高知県幡多郡大月町柏島 |
関連HP | 大月町公式ホームページ |
ドライブで | 松山自動車道西予宇和ICから約108km。または、高知自動車道中土佐ICから約115km |
駐車場 | 171台/有料 |
問い合わせ | 大月町観光協会 TEL:0880-62-8133 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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