高知県安芸郡馬路村にある魚梁瀬杉(やなせすぎ)を搬出するのに活躍した森林鉄道の隧道(ずいどう=トンネル)跡が旧魚梁瀬森林鉄道施設・五味隧道(ごみずいどう)。明治44年の開通時に建造された石造隧道で、上流側には石積みのアーチ形坑口、さらには軌道が現存しています。国の重要文化財に指定。
明治44年完成の石造隧道は国の重要文化財
坑口には「Ⅶ」の刻印(川下側から7番目の隧道を意味)があります。
当初は、木材を載せて自然の力で下り、上りは牛や犬に牽引させていました。
「山間地の産業振興と生活を支えた森林鉄道の歩みを物語る近代化産業遺産群」として経済産業省の近代化産業遺産群に認定されています。
五味隧道は立入禁止ですが、近くには馬路村のゆず製品・木工芸品を販売する「馬路村ふるさとセンター まかいちょって家」(高知県道12号安田東洋線沿い)もあるので、寄り道ポイントには絶好です。
旧魚梁瀬森林鉄道施設・五味隧道 | |
名称 | 旧魚梁瀬森林鉄道施設・五味隧道/きゅうやなせしんりんてつどうしせつ・ごみずいどう |
所在地 | 高知県安芸郡馬路村馬路高尾4146-7先 |
関連HP | 中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会公式ホームページ |
ドライブで | 高知自動車道南国ICから約75km |
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