例年5月下旬〜6月中旬に見頃を迎えるのが、くじゅう連山の山肌を赤く染めるミヤマキリシマ。「ポスターなどに使われるのは、平治岳(ひいじだけ)から眼下にする坊ガツルの草原です」(公社ツーリズムおおいた)。大分県では鶴見岳などでも咲きますが、一度は目にしたい絶景がくじゅう連山のミヤマキリシマです。
「九州の屋根」がピンクに染まる!
坂本龍馬がお龍と新婚旅行で霧島連山の高千穂登山したのは、慶応2年3月29日(1866年5月13日)。
姉に宛てた手紙の中で「きり島つゝじが一面にはへて実つくり立し如くきれいなり」と記したのがキリシマツツジです。
植物学者・牧野富太郎博士が妻・壽衛と霧島へ新婚旅行に訪れた際に発見し、明治42年、「深い山に咲くツツジ」という意味で「ミヤマキリシマ」と命名したもの。
例年6月の第1日曜、久住山と大船山(たいせんざん)と交互に開催されるくじゅう連山の「山開き」も混雑を避けるという狙いで2024年から4月に行なわれています。
逆にいえば、それだけ混雑するということで、見ごろの時期には数多くの登山者が詰めかけます。
注意したいのは、標高によって開花がズレること。
ミヤマキリシマ咲く平治岳(1643m)から眼下の坊ガツルということなら、標高1600以上は、例年5月下旬に咲き始め、6月上旬〜中旬が見頃となります。
標高1400m~1500mくらいなら5月下旬ころが見頃です。
長者原ビジターセンターでは、ミヤマキリシマの開花情報をホームページ、FacebookやInstagramなどSNSにて紹介しているので、最新情報をチェックしてからの入山がいいでしょう。
くじゅう連山でミヤマキリシマが見頃に! | |
関連HP | 長者原ビジターセンター公式ホームページ |
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