12棟が現存する舞鶴市の赤れんが倉庫群の1棟である旧舞鶴海軍兵器廠予備艦兵器庫(明治35年築)を再生した記念館が舞鶴市政記念館。舞鶴赤レンガ倉庫群の一つとして重要文化財、近代化遺産(文化庁)に指定。2階には展示コーナーがあり、舞鶴市の生活、港湾、産業、舞鶴鎮守府に関する資料などを紹介しています。
レンガ造りの武器倉庫は展示施設に変身
建物(現・赤れんが2号棟)は明治35年築の舞鶴海軍兵器廠予備艦兵器庫(舞鶴海軍兵器廠の武器倉庫)。
戦後は舞鶴市庁舎としても使われた建物で、平成6年10月に市民の交流の場として再生。
1階には吹き抜けの多目的ホール(200人収容)を備え、文化と芸術の交流の場となっているほか、様々なイベントを開催。
「友情のメダル」で知られる舞鶴市出身、1936年ベルリンオリンピックのメダリスト大江季雄(棒高跳で西田修平と2・3位を分け合い、帰国後にお互いのメダルを切断して「友情のメダル」を作成)に関する展示物もあります。
赤れんが倉庫群を見学する前に2階の展示コーナーで予備知識を仕入れることをおすすめします。
全長73mのレンガ建築は国の重要文化財。
レンガは西神崎地区にあった神崎煉瓦ホフマン式輪窯で焼成されています。
「舞鶴市の赤煉瓦製造関連遺産と建造物」(建造物の近代化に貢献した赤煉瓦生産などの歩みを物語る近代化産業遺産群)として経済産業省の近代化産業遺産にも認定。
日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴 ~日本近代化の躍動を体感できるまち~」の構成資産にもなっています。
舞鶴市政記念館 | |
名称 | 舞鶴市政記念館/まいづるしせいきねんかん |
所在地 | 京都府舞鶴市北吸1039-2 |
関連HP | 舞鶴観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR東舞鶴駅から京都交通バス長浜線・和田線・ユニバーサル造船線・合同庁舎線・文庫山線で4分、市役所前下車、徒歩3分 |
ドライブで | 舞鶴若狭自動車道舞鶴東ICから約4km |
駐車場 | 舞鶴市役所駐車場(30台/無料) |
問い合わせ | 舞鶴市立市政記念館 TEL:0773-66-1096 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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