レルヒ祭(新潟県上越市)

レルヒ祭

2月第1土・日曜に、上越市の金谷山スキー場、高田本町商店街などを会場に『レルヒ祭』が行なわれます。明治44年、オーストリアの軍人レルヒ少佐が日本に初めてスキー術を伝えた日本スキー発祥の地「金谷山」でその歴史と伝統を全国に発信するイベントです。

レルヒが日本に伝えたのは一本杖スキー

2月第1土曜は『前夜祭』で、あかりのパレードたいまつ滑降(向山ゲレンデ)、どんど焼、ミュージックスターマイン(向山ゲレンデ)など。

2月第1日曜はレルヒの会による一本杖スキーの披露・一本杖スキーの講習会(特設会場)などが行なわれます。
2日間を通じて、スノーモービル体験、レルヒ屋台村などが実施され、金谷山スキー場リフト無料、日本スキー発祥記念館入館無料の特典が。

レルヒ少佐がスキーを教えた「日本スキー発祥の地」
テオドール・エードラー・フォン・レルヒ(Theodor Edler von Lerch)は、オーストリア=ハンガリー帝国の軍人。
日本ではレルヒ少佐と通称されています。
日露戦争でロシア帝国に勝利した日本陸軍の研究のため、明治43年11月30日に交換将校として来日。
帝国陸軍はレルヒ少佐のスキー技術(アルペンスキーの創始者マティアス・ツダルスキーの弟子)に注目し、明治44年1月12日に新潟県中頸城郡高田(現在の上越市)にある第13師団歩兵第58連隊のある高田でスキー技術を伝授しました。
初めて伝授した場所が、第13師団歩兵第58連隊営庭、そして金谷山だったので、上越市の金谷山スキー場が、「日本スキー発祥の地」ということに。

1月12日はスキーの日になっていて、レルヒ像の前で『レルヒ少佐顕彰会』が行なわれ、男性はチロルハットやコート、女性ははかま姿と当時の服装に身を包み、レルヒ少佐が伝えた一本杖スキーのデモンストレーション滑走を披露しています。
レルヒ少佐は、二本杖のスキーも行ないましたが、陸軍将校には一本杖を伝授しています。

レルヒ少佐
レルヒ少佐がスキーを伝授した日の記念撮影
左の写真を元に、同じポーズの像が立つ
レルヒ祭
Lerch Festival
開催日 2月第1土・日曜
所在地 新潟県上越市大貫595−2‎
場所 金谷山スキー場、高田本町商店街など
関連HP 上越観光コンベンション協会公式ホームページ
電車・バスで えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン高田駅からタクシーで10分
ドライブで 上信越自動車道上越高田ICから約3kmで寺町駐車場
駐車場 臨時駐車場(寺町駐車場、福祉交流プラザ駐車場、有沢製作所中田原西工場など無料を利用、駐車場から無料シャトルバス運行)
問い合わせ レルヒ祭実行委員会事務局 TEL:025-543-2777
上越市観光振興課 TEL:025-526-5111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日本スキー発祥記念館

日本スキー発祥記念館

2020年11月12日

 

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