神宮の内宮(ないくう)脇を流れる五十鈴川(いすずがわ)の河口が二見浦。その沖にあるのが日の出の名所として有名で伊勢のシンボル的存在の夫婦岩(めおといわ)です。実はこの夫婦岩、江戸時代には文人のあこがれの場所でもあり、あの松尾芭蕉も『奥の細道』の旅の終点、大垣からわざわざ二見浦へと足をのばしています。
伊勢のシンボルは、日の出の名所
倭姫命(やまとひめのみこと)があまりの美しさのために振り返って二度見たことがその名の由来の二見浦。そのシンボルが夫婦岩です。
二見興玉(ふたみおきたま)神社の神域で、海中にあるご神体「興玉神石」の鳥居の役目を果たしているのが夫婦岩。
高さ9mの男岩と高さ4mの女岩を結ぶ全長35mの大注連縄は、毎年3回(5月5日、9月5日、12月第3日曜日)に掛け替えを実施。
6月ならダイヤモンド富士も期待できる!
ふたつの岩の間から太陽が昇るのは5月から7月頃で、夏至の時ならちょうどその中間から日が昇ります。
初日の出は海から上がらず山裾から上がりますが、それでも毎年1000人ほどが夜明けを迎えています。
夫婦岩から伊良湖水道越しの東北東には、富士山があり、季節によっては富士山からの日の出を撮影することも。
つまりは夫婦岩からダイヤモンド富士を眺めることも可能というわけです。
夫婦岩から富士山までは200km。
ダイヤモンド富士が見られるのは、毎年6月10~17日頃, 6月26日~7月3日頃。
梅雨時期に夫婦岩の大しめ縄の間からダイヤモンド富士を撮影することはかなりの難題。
絶景を撮影するために朝早くから多くのカメラマンが集結し、多いときには100名を超えることも。
「これは素晴らしいというダイヤモンド富士は10年に一度くらいの確率」とは、通い詰める常連の弁。
夫婦岩 | |
名称 | 夫婦岩/めおといわ |
所在地 | 三重県伊勢市二見町江 |
関連HP | 伊勢市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR二見浦駅から徒歩10分 |
ドライブで | 伊勢二見鳥羽ライン朝熊東ICから約3.7km |
駐車場 | 二見浦公園駐車場(50台/無料)、二見総合駐車場(200台、無料)、二見老人福祉センター駐車場(120台/無料) |
問い合わせ | 二見興玉神社社務所 TEL:0596-43-2020 |
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